図書館戦争

この春のダークホース…というより、個人的には大穴の図書館戦争について。 この時期*1に図書館戦争を映像化するとは、流石にフジテレビ…アレ*2だよなぁと思いました…がっ! ■ 実は奥が深い図書館戦争 図書館戦争は、メディア規正法による検閲に対抗するため…

宇宙へのパスポート3

笹本祐一のロケット打ち上げ取材本の3巻目です。 今回はユーロコットがメイン、サブでシャトル、はやぶさの取材、チョイスとしてはかなり渋い部類と思うのですが…。 濃すぎて正直きつい、それから迂遠な文句が多すぎる。 ロケット取材ほど金が掛かり、予定…

コクピットイズム

まだまだ続く、本の話。 よしつねは『人がまず、買わない本を買う』という気質があります。 例えば…イカロス出版、ご存知ですか? 電車や飛行機を中心としたこゆぅぅぅぅぅうい雑誌を作る出版社、なんですがね、ここで最近『コクピットイズム』という本を創…

雷轟〜Rolling Thunder

これもプレビュー版な感想ですので、詳細は後ほど。 やっとの事で、読み始めることが出来ましたが…読んでみるとやっぱり、面白いんですよねぇ。しかし、今回はアヴァロンほど親切じゃないところがミソ。 最低でも二次大戦前後の主要な戦闘機を知らないと、殆…

皇国の守護者

まずは簡単な感想からなので、あっさりテイストで。 毛苦労氏*1から、忘れた頃に送られてきました*2。 架空戦記というと、よしつね、よくよく思い起こすと…銀河英雄伝説以来、この手の作品は読んでいなかったことに気付く。*3 未読の方のために…というより、…

山本弘 アイの物語 角川書店

一回目完読。 素晴らしい。『まだ見ぬ冬の悲しみも』もお気に入りだけれど、これはもっと素晴らしい。結果としては残酷な話。人の限界というのを定義しちゃっているから。けれど、主人公が手に入れた物は盲目の希望ではない、と思いたいね。 AIに興味がある…

全力で現実逃避

デッドライジングとアイの物語が面白すぎます! 本音じゃ会社を休んでしまいたい位面白いのですが、諸般の事情もあって、休むに休めない、という状況です。 アイの物語はターニングポイントですね。今、実に興味深い第6章『詩音の来た日』のさわりを読んでい…

今日の収穫 〜ちょっと普通の日記

ここのところ、時間が圧倒的に足りない位、趣味が充実していますねぇ。 …と、その前に。 今までリンクを貰っていた朋友neko氏。 前は文章が硬めだったのですが、元々blog適性が高かったようで、短い文でひじょーに楽しく読める文章を認めています。 特にその…

山本弘 アイの物語 角川書店

昨日はちょいと、買い物をしてきたのですが、その中のひとつ*1。 目黒から一番近くて、ゲームが買えて本も買える、と言ったら新宿しか思い出せなかったので、紀伊国屋にて購入。 最近、山本弘の本はハードカバーのものしか読んでいないのですが、文庫は食指…

漫画、いろいろ読んでいる最中

漫画をまとめて読む機会に恵まれたので、感想文以下の感想を。 ● パンプキン・シザース 最近アニメ化されて、もう一回読んでみたくなり読みました。 雰囲気としては、一次大戦終了後、って感じなのかな。スチームパンク、という程ぶっ飛んでおらず、それでい…

まだ見ぬ冬の悲しみも 山本弘 ハヤカワSFシリーズ Jコレクション

久しぶりの書評ですね。かれこれ半年以上ぶり…かな? 最近は、薦めるに値しない本やら原作付きのライトノベルばっかり、というのもあります。かと言ってエンダーのゲームを進めるのもどうかと。 さて。前置きはこの辺にして。 最近はライトノベルから、ちょ…

メモ

欲しいな、これ。オライリーの新刊。 Mind Hacks ― 実験で知る脳と心のシステム http://www.oreilly.co.jp/books/4873112710/

ライトノベルから離れつつある訳

とりあえずは、ここを読んでもらうとして…。 [読書]ライトノベル・SF業界の来年予想(中間報告Ver.) http://d.hatena.ne.jp/otokinoki/20051201/p1 個人的にはファンタジー系にしても、SFにしても、読み手がライトノベルのカテゴリから抜け出てしまえば……

桜坂洋 スラムオンライン ハヤカワ文庫

多分、正式な書評はとんでもなく長くなる予感がします。 ダイジェストを書こうと思って、頓挫しました。 クランメンバーには一読をお勧めしておきます。でも、VF知らないと微妙かも? でも、最終的な結論として、これはファンタジーであるから。ブレイクエイ…

押井守 TOKYO WAR メディアファクトリー

監督の本を積極的に出版しているメディアファクトリーですが、今度は監督の処女作、TOKYO WARです。 これは、劇場版の機動警察パトレイバー2のノベライズとして、前世紀に富士見ファンタジア文庫から上下巻としてリリースされたものを加筆、修正。ハードカバ…

ふわふわの泉 野尻抱介 ファミ通文庫

野尻抱介の突き抜けている方のSF作品。 最初の方は「何か業界小説みたいだなぁ・・・」と思っていたけれど、読み進めていると、いつもの野尻節が見えてきました。 「太陽の簒奪者」と「ロケットガール」の両方のエッセンスを持つ、ちょっと欲張り過ぎじゃな…

赤松健 魔法先生ネギま! #10

えー、ネギま!の話が出たので、せっかくですから。まだ全部は読んでいないんですけれどね。 学園祭が始まって、いよいよもって修学旅行の時以上にはちゃめちゃになりそう/なってるって感じ、ですねぇ。しかも、あるアイテムのお陰で、そうとう凶悪というか…

桜坂洋 ALL YOU NEED IS KILL 集英社スーパーダッシュ文庫

面白い。久々に素直に面白いと思える。まだ途中ですが、とりあえずの感想で。 一日が永遠にループするとしたら…それが戦場で。というのがこの物語の根っこです。主人公は統合防疫軍に所属する新兵。侵略者「ギタイ」との初陣にてあっさり戦死してしまうが、…

秋山瑞人 ミナミノミナミノ 電撃文庫

秋山瑞人のボーイミーツガールもの第二弾です。 最初の取っ掛かりがいかにも、という感じなのですが、彼の書く主人公の男の子は、臆病だけれどいざとなると肝が据わる、というちょっとカッコいいのが良いですね。 例によって、現代劇ながらも懐かしい香りが…

禁涙境事件 上遠野浩平 講談社ノベルズ

今年最初の本は、上遠野の仮面の戦地調停士シリーズです。今回は魔法効果がほぼ完全に無力化される地で起きた、過去の小さな事件が大きな波に・・・。

萌える英単語〜もえたん

もえたん2が出ると言うことで、何故か最初の「もえたん」の方を買ってみる。久々の本である。*1 まず数ページ読んだ感想は、 よしつねの萌えセンサーの計測値が全て振り切れる。 正直、このキャラデザはかなりツボで、デューク東郷クラスのピンホールショッ…

げんしけん #1〜#4

山本弘 審判の日 角川書店

さて、神は沈黙せずの後の山本弘のハードカバー作品、審判の日です。こっちはうって変わって、5本のショートからなるオムニバス形式です。 今のところ、2本読みましたが、一本は山本弘らしい、正当なレトロSFの意図的ミスリードによるもの。これに関しては、…

押井守 立喰師列伝 角川書店

まだほんのさわりしか読んでいませんが、とりあえず。 タイトルから想像するに、一昔前の押井氏の文章を彷彿させるものがあるんですが、とんでもない。その蘊蓄はAvalon〜灰色の貴婦人のそれ以上です。 室町・鎌倉から江戸と経て幕末、そして戦後と蕎麦の考…

山本弘 神は沈黙せず 角川書房

読み終わりました。凄いです。近年希にみるSFの傑作です。 本来、よしつね的にはハードSFの類しか読んでも好きになれないのですが、これは完全に例外でした。 物語は長くて難解ですが、SFの中での永遠のテーマの一つである「神への道」というテーマに十二分…

山本弘 神は沈黙せず 角川書房

すげえ。ひたすらすげぇ。トンデモねぇ。 とりあえず後半に差し掛かったところですが、とにかく読み応えがある。 全般的に、角川スニーカーの頃と違って落ち着いている…というか、大人の文章になっている気がします。それだけに主人公の生き様にリアリティを…

久々の山本弘

書泉で山本弘の本をゲットできたのは大きかったです。 戦果は以下の通り。 猫の地球儀(発掘を諦めてもう一回買いました) バッカーノ!最新刊(電撃の定番) ビートのディシプリン最新刊(電撃の定番) NHKにようこそ(最近噂のひきこもり小説) 神は沈黙せず(今回…

コンサルティング手法による企業ネットワーク設計の極意 リックテレコム

今、丁度必要な情報なのだけれど、2,600円という値段の割には良くまとまっている。少なくとも、Ciscoキャンパスネットワーク設計ガイドより使えると思う。 導入の本なので、設計とか提案型SIはなんぞや、という部分を十分に理解した上で、更に上を・・・とい…

成恵の世界 #6

いよいよもって第六巻、ちょっと前に発売されてはいたんですが、読んだのは今日でした。今日はかなり疲れてしまっていて、午後からやっと活動できたんですけれど、外に行く気がしなかったので、まったりと読書やらゲームやら、で過ごした次第です。 んで、今…

倉田英之 R.O.D. #10 スクール・オブ・ブック 講談社スーパーダッシュ

50%以上が本好き向け、40%が読子さんハァハァ向け、5%がヲタネタ好き、そして残り5%が羽音たらく先生の挿し絵に萌える人向けです。 今回も何故か番外編です。でもこのシリーズ、番外編で読子さんの駄目っぷりを読んでいる方が楽しすぎる、と思うのは何故なん…