漫画、いろいろ読んでいる最中
漫画をまとめて読む機会に恵まれたので、感想文以下の感想を。
● パンプキン・シザース
最近アニメ化されて、もう一回読んでみたくなり読みました。
雰囲気としては、一次大戦終了後、って感じなのかな。スチームパンク、という程ぶっ飛んでおらず、それでいてちゃんと押さえるところは押さえている、といった感じ。
この作品は『戦車好きと吶喊好き、つまり陸戦大好きならば読んで損無し』という作品です。
戦争で疲弊した帝国各地の復興を行う…という名目で、各地に巣食う悪党を粉砕していくという物語です。
無論、物語の肝はその『粉砕方法』なので、詳しくは書きませんが…『保身なき零距離射撃』という言葉に浪漫を感じるならば、買い。
あぁ、言うまでもありませんが、最近の御多聞に漏れず、萌えもちゃんと実装しています…とと、萌えと言うより『魅力的』の方が適切。やっぱり少尉。
● 花の慶次 −雲のかなたに−
北斗の拳の次の連載で、原哲夫の有名な時代絵巻。*1
前田慶次郎利益という戦国武将の傾奇(かぶき)っぷり…自由奔放な生き様を描いた物語です。一夢庵風流記という原作を読む前に、もう一度読み直してみよう…という事で読み始めています。
正直、ここまで豪快な逸話が大量に残っていると、逆に信憑性が全く無く色々とまずい事がおきた時に『前田慶次郎がやりやがった!』という風に使われていたのでは?と、ひねくれ者の僕なぞは思うのですが、この漫画の前田慶次郎はその、遥か斜め上を行く傾奇っぷり。そして、原哲夫の画力ですからねぇ。楽しめない訳が無い。
この漫画だけで、前田慶次郎を語るのは、ちょっとアレ*2ですが、その分楽しめる漫画になっています。
それから、有名な突っ込み返し『だがそれがいい!!』は、この作品から引用されたものだと言われています。
● ARIA
前クールまでアニメを流してた、その原作。近未来の火星の水先案内人のお話。
テラフォーミングの結果、極冠の氷が予想以上に融け、火星全域が水で覆われてしまい、主な移動がゴンドラによる海上移動となっている。
地球から来た少女、水無灯里はゴンドラ乗り…水先案内人(ウンディーネ)の見習い。そして流れる日々…。
所謂、ゆったり系の漫画ですね。上記二つとは似ても似つかない、彼女ら*3の日常や出会い、日常の中の非日常とか。
基本的に女の子しか出ないので、萌え要素満載なんですけれど、ストーリー展開がゆったりなハートウォーム系なんで、萌えの前に『あっ…いいなぁ…!』が来ます。アニメもかなり良かった*4のですが、やっぱりこの雰囲気は、漫画の方が良く出ています。
最近ぎゃるげのおっくんさん、ふじさんにはとってもお勧めですねぇ。
他にも、ジョジョ再読とか色々あるのですが、今日はこの辺で。