山本弘 アイの物語 角川書店

一回目完読。


素晴らしい。『まだ見ぬ冬の悲しみも』もお気に入りだけれど、これはもっと素晴らしい。結果としては残酷な話。人の限界というのを定義しちゃっているから。けれど、主人公が手に入れた物は盲目の希望ではない、と思いたいね。


AIに興味がある人は、是非読むことをお勧めする。


林譲治の『記憶汚染』とは逆のアプローチ。*1
でも、アイの物語の方が僕としては心地いい。


詳しい感想は二回目読み終わってからにします。


林譲治というと、この話が面白い。


*1:無論だけれど『記憶汚染』も強くお勧めする。特に携帯が手放せない、という人に。PDAが手放せない僕にとってはちょっと怖いくらいの物語