その嘘、買った!

『そうか…解ったぞ!』『どうしたんですか?よしバヤシさん!』『nekoダ、至急みんなをミーティングルームへ集めてくれ!』


『急になんだ、よしバヤシ?』
『いいかお前達…ガンスリンガーガールの少女達は、総じて擬体化を施されているんだ。』
『今更、何を言っているんだ?そんなもの、初期設定どころかストーリー随所で出てくるじゃねぇか。』
『お前達…気付かないのか…! 彼女達の銃のトリガーは人差し指の中節に掛かっている…これは、彼女達の擬体制御プログラムのバグを示しているんだよ!!』
『そうか…?俺、普通にバーチャコップとかやっている時に、中節どころか中指で引き金引きまくっているぜ?』
『それはお前が実銃を撃ったことが無いからだ。』
『撃った事あるのかよしバヤシ!』
『いいか、実銃では基本的に指先で、絞るように引くんだ。』
『ブリアレオスの名台詞ですね。』
『というより、お前達モデルガンやエアガンを撃ったこと無いのか? 第一、中節ではトリガーを引けないだろう。それを中節で引く彼女等には、擬体制御プログラムに重大なバグ…いや…そうか、俺は重大な勘違いをしていた…!』
『一体何が!説明してくれよしバヤシ!』
『実は、彼女達の指先には指自体が伸縮する機能が隠されているんだ!本来それは隠された機能であるのだが、何故か隠された機能が表面化している…これは、普通の少女と擬体化少女を見分けるための機能なんだよ!!』
ΩΩΩ<な、なんだってー!!
『良く考えてみろ、お前達。普通の少女と全く見分けのつかない彼女等を識別するためには、そうした『通常の少女ではありえない動作』が可能でなければ、困る連中がいるんだ。』
『そいつ等は…一体…ま、まさか…!』
『そう、テロリスト達だよ!! 彼らは密かに普通の少女と擬体化された彼女等を入れ替える…それは誰にも気付かれずに行われ…十分に数が揃ったとき、それは必ず起きる…擬体化少女一個師団による武装蜂起、そして人類は滅亡する!
『俺たちにそれを止める方法は…無いのか…!!』
『無理だ。今現在の科学では…!!』


さておき。


そもそも、銃の構造というのはこの日本においては本当に理解されていなくて、逆にこれは優秀なガンコントロールとなっている次第、なのですが…。
知っている人間にとっては、グリップセイフティやトリガーセイフティ、チャンバーへの送弾、シングルアクションやダブルアクション、マガジンの大きさや重さ、弾の種類、果てはカスタマイズによる効果というのは当たり前、なのですが…ねぇ。
ちなみに、よしつね的脳内仮想敵国である韓国に至っては、徴兵制により成人男子の95%が銃を撃つ事が出来るんですが、日本じゃガンスリに限らず、普通のドラマやどーでもいいアニメを見ているといちいち暴発の心配をしなければならないという燦々たる有様です。これが、よしつねが韓国と戦争したら負けるだろうな、と飲み話で語る理由であります。


それから、日本が拳銃でなく刀が兵装の主流を占めていたのは、やはり体躯と筋力の問題じゃないか、と考えています。
そも、拳銃は刀と違い、両手で短いグリップを握る事が大前提*1となっており、加えて、反動を押さえ込む筋力が無ければ当たらない、というのもあり、武器としての優秀さとは別の理由で、日本人ならではの理由で主流に成り得なかったんじゃないか、と僕は考えています。


上記で握るとあるのですが、ヤクザ屋さんが小指を詰めるというのも、本当に力を入れる場合は小指をしっかり使って握りこまなければいけない、というのを聞いた事があります。また、力を抜く時に小指が立ってしまう、というのはそうした動きの反対なんじゃないかな、と。


いずれにしても、アニメに限らずフィクションは上手に騙してくれると嬉しいものですね。最近ではマクロスFでルカがヴァジュラ艦に捕獲された時、アルト機のバルキリーが通路角でガンポッド先のカメラで状況を確認したり…ああいう、心憎い演出は個人的に『上手く騙してくれるなぁ!』とよしつねの偏屈なハートを鷲掴みにされちゃいます♪

*1:最近では、片手で握り、空の手を自分の身体にひきつける、という撃ち方が主流らしい。また、利き手とは逆でも撃てる様にするのは、軍隊のみならずセルフディフェンス等でも行われている