ゴッドオブウォー2 〜禿頭のスパルタ人萌えについて

最近、みょーに鶴岡さんとシンクロしている*1訳なんだが、今回は特別、タイミングぴったりでした。


「「ゴッドオブウォーやらない?」」
ってな訳で、早速、TUTAYAともう一軒、に行ってPSP*2PS2*3ゴッドオブウォーを買ってきました。


ゲームの雰囲気やらは、こちらをどうぞ。



んまー、もんのすごく要約するとマッチョパンイチな禿親父が、両手の飛投剣をぶんぶん振り回し、イモータルな連中を倒しまくるという、身も蓋もないもの、なんですが、このゲームの特筆すべき点として全てにおいてバランスがいい*4というものがあります。
とかく、海外からの移植ものというと無理ゲーを通しこして無謀ゲーというのが相場、と思われがちなのですが、このゲームのいいところはがんばればなんとかなりそう感のアクションや謎かけというのが、絶妙に配置されています。


基本的に雑魚は雑魚らしくさっくり倒せて、その代りにボスはエラーアンドトライが必要な、ちょっと歯ごたえのある難易度というつくりになっており、最近の洋ゲーの質の高さを物語っております。
彼にこんなことを言われるまでもなく。*5



ちょっと話がそれました。
そして、やっぱりゴッドオブウォーと言うとボタンやレバーをタイミング良く入力するだけで、ミノタウロスの首根っこをゴキゴキするわ、サイクロプスの目ん玉を抉り出すわ、トロルの腕を捥ぐわという、フルタイム残虐行為手当! Yes! Just do it!なわけですよ。これが実に小気味いい。*6
日本のゲーム*7では、どうしても龍が如くで限界な気がしますが、その辺を、実は取っ払ってみるチャレンジというのが、今のゲーム業界に必要なのかもしれない、と思う次第です。*8


よしつねとしては、箱への本格復活は、ギアーズオブウォー2まで無いかな?という感じです*9と思うのですが、良質のソロゲーとして、お勧めしておきます。
…、あ、でも、久しぶりにAoEとか、遊びたくなってきた、なぁ。


という訳で、良質のソロゲーアクション、遊ぶものが無かったら是非。日本語版は修正があると言っても、必要最低限ですから十分、残虐行為手当だっ!

*1:正直なところ、似ているところを探す方が難しいくらいなんだけれども、リズムが似てきた。例えば、飯食っていて店員さんを呼ぶ時とか。これほどシンクロするというのは、やっぱりそういう、リズムみたいなものがあるんだろうか?

*2:ゴッドオブウォーPS2のシリーズが正伝で、PSP版は外伝、と言ったところです。そしてPSP版はその正伝の前、主人公が神となる前のストーリーです。今回はPS2版をメインに書きましたが、次回はPSP版を書くかもしれません

*3:ゴッドオブウォー2終焉の序曲のこと。前作で神となった主人公、クレイトスが神々の怒りを買い、神の力を奪われる。クレイトスは神々に復讐するため、スパルタ人の戦いに身を投じる…というのが簡単なストーリー

*4:2では、一部極悪というか、かなり酷い謎かけがあるのですが、ま、それは御愛嬌ということろで

*5:正直、ここで一本くらいかけるのだけれど、今回のGoWマンセーとは別口なので、注脚で。ええとですね、まず、海外ではゲームに対する情熱がまったく異なるんですよね。ゲーム業界と映画業界が仲良かったり、ワンタイトルに大層な時間を掛けられる、といった環境的なものから、それを支えられる財政面まで、全くシステムが異なります。それから、システムとしてのゲームというのが、ソロにしろネットワークにしろ、エンターテイメントを最初から意識しており、自分たちが遊んで楽しい、という域まで持っていきます。対して日本のゲーム作りというのは、あくまで商品であり、一定数の販売があってこそ、次を作れる環境を初めて用意できる、という訳です。そういう面では、向こうの連中はゲームが売れなくて倒産、というのをあまり気にしていないんですよね。アイディアというか…想像力をフル回転させられる時間がまったく異なります。そしてこれは、どちらがいいという訳でもないところが、話をややこしくします。じゃあ、日本のゲームが本当につまらないものばかりかと言うと、実はそうでもないわけである、のですが…次世代の人材、つまるところ、伸びしろという点では、全くもって期待できないわけです。そう、問題は今ではなく数年後、なのです

*6:こー言う事を書くと、反ゲーム原理主義者の方々は「暴力を増長する」とかなんとか、云々言う訳ですが、どーして因果関係を徹底的に調査してくれないんでしょうか。それだったら「多重人格探偵サイコ」の制作スタッフは全員、猟奇殺人者かつ多重人格者なんですかね?だって、見て来たように作っちゃうんですよ?そも、残虐ゲームと言われるゲーム製作者は全員、残虐手当行為全開の人たちなんですか?確かに、ペアレントコントロールというのは必要である、と僕は思います。善悪の概念が乏しいうちからGTAのようなゲームを年中遊ばせておく、というのは確かに良くないとは思います。しかし、だからと言って、何でもかんでも規制することによって、表現の幅…敷いて言えば「ゲームの中でしか実現できない事/しちゃいけない事」…というのを狭めると言うのは、ちょっと違うと思うのだけれど、なぁ

*7:デビルメイクライという、このゲームにとても似たゲームがありますが、完成度の方向と「プレイヤー遊んでいて楽しい」という視点では、天と地の差があります。とにかく、見ていて遊んでいて楽しいんですよねGoW

*8:無論、Z指定とかプロ市民の方々に扇動されたおばちゃん連中とか、問題は山積み、なんですが

*9:無論、ちょこちょこと入るつもりですし、誘われたら阿部さんじゃなくてもホイホイついていきますよ!