頂き物からこんにちは

朋友nekoさんから頂いたんだけれど…実は、プロとしてはコメントしづらいもの、だったりします。


いやね、正直、個人的にはネタとして扱いたいもの、なんだよね。まがりなりにもプロフェッショナルとなってしまった自分としては…。




この辺はさ、ネタって考えるととっても素直に楽しめる。だってこれほど痛快な皮肉は無いですからね。しかしながら…。
人命が掛かっているものを、こんなに適当に組んじゃ駄目だよ?と、複雑な表情の僕がいるんですよね。


そも、仕組みを考えるだけならば誰でも出来るし、加えて今あるもので実現できてしまう、というところまでは同意できるんですが、じゃあ、本当に稼動させてみるとノイズの多さに辟易するはずなんですよね。
昨今の事情を踏まえると、予告.inは特殊例*1ですが。


んで。
プロとしては、明らかに無駄とも思える可用性を求めなければならない場合もある*2し、無駄も多いのは百も承知なんですよ。うん。解ってる。別に自分の飯の種が云々、という訳じゃなくても。


例えば。
新海誠が見せたテクノロジーによる個人の力の拡大、ってのは確かに凄い。
同様の事がシステム構築にも言えるんだけれど、現場の人間に言わせれば適当でいいならば、すぐさま『でっち上げる事は出来ますよ?』となる訳で。
もしくは、時間をたらふくくれるのであれば。
つまりはそういう事なんですよ。


予告.inはお偉いさんの世間知らずな一言のアンチテーゼとしては面白いけれども、何処まで本気で扱うか、S/N比をどれだけ引き上げる事が出来るか、そこをちゃんと考えないといけません。
実現できてるからと言って、ユーザ…しかも、この場合は『心無いユーザ』も考慮しなければ行けない状態で、何処まで維持できるか…注目してはいます。
しかし、システム屋としては…鵜呑みに出来ない部分も多分にあります。

*1:官憲の眼が鋭い現状ならでは、ということ。さもなくば、こうしたシステムは、大概の場合、世間様の好奇の目の晒されて、本来の目的を逸脱した使用をされるのが常、なんですよ

*2:特に人命がかかっている場合は