ほぼ決定? 真・νよしつね号 〜やはりクラフトマンシップ

一応、オプションも出し切って、本命が決まった次第です。

『どーもこんばんは。遂に車が決まったそうですねぇ?』*1
『んーまぁ、はい。そうです。決まりました。ええ。』
『でっ、どの車にしたの?』
『やっぱりレガシィB4。オプションも決定したし、価格的にもね。』
『でも、レガシィって微妙にイメージ悪くない?そこらじゅうで見るしね。』
『僕は別に、個性的な車に乗りたい訳ではないからね。イメージが悪いのは確かだけれど…それは、一部のマフラーの音はでかきゃいいって人間がねぇ。』
『濃色ガラスは?アレはどうも…』
『あれだってちゃんとした理屈があるの!後方視界だって確保できる濃さだし、夏場のクーラーの冷却効果が上がるの!』
『音が凄いし…』
『等長等爆エキゾーストの採用で、昔の様なドコドコドコドコ…って音はしなくなったの。それに今度はSTIのマフラーだから。』
『…なんか、キモイ。』
『ほっとけ。』


『でもさ、最終的な決め手は価格よねぇ?』
『半分あたり。半分はずれ。』
『ふぅん?』
『正直ね、アテンザは良い車だと思うよ。価格だってここで言っちゃまずいくらい頑張ってくれたし。見方を変えたら、買いだと思うよ。他の人に勧めてもいい。』
『じゃあなんで?びんぼーなのにねぇ。』
『びんぼーはこの際どうでもよろしい。やっぱり、一番は義理、かな。』
『ふぅん?』
『こういうのってさ、義理を忘れるのって僕には出来ないんだよね。確かに価格だけならば、アテンザはいきなりの割には圧倒してくれたし、マツダのスポーツマインドは僕の好みだし。』
『だったら…?』
『今回スバルのディーラには頑張ってもらったんだよ。だから。色々とね。保険周りの事とか。事故車の引き取り、数えればいくらでもね。』
『情に絆された?』
『それもちょっと違う。だけれども、信頼関係は大事。この信頼関係が築けた時に、逆にちょっと揺さぶると価格勝負でも有利になるし。その価格勝負を越えたら、更に信頼関係は強化される、って訳。』
『そういうのって、面倒じゃない?シンプルでも無いし。』
『んーじゃあ、聞くけれど、自分の気に入った服があったとして、飛込みじゃなかなか買わないでしょう?そもそも、馴染みで無い店は行かないでしょ?』
『うーん、まぁ、そうかなぁ?』
『交渉相手と仲良くなる、詰まるところの信頼関係は大事なの。値引き交渉だって、相手の事を考えてすると、いい話が聞けるんだよ。』
『それ、面白そう!どんな風に?』
『最初は必要と思えるオプションを、要らなくても入れる。そして価格交渉の後、本当に必要なオプションとそうでないものに分ける。』
『ふむふむ。それで?』
『後は譲れない線を決めて、譲ってもいい線は順に譲る。例えば、僕ならばナビは譲るけれども、スポーツパッケージは譲れない、とかね。』
『なるほどなるほど…確かに、一方的じゃ相手も疲れちゃうよね?』
『そうそう。力だけの交渉は次に続かない。その場限りだったら、買い手の圧力でいいんだけれど、車って車検やらメンテやら意外に掛かるものだからね。次を有利に進める、これ大事。』
『なるほどねぇ。一理あるように思える様に聞こえるところが凄いわ。』
『ま、価格交渉という意味ならば、まだ隠しダマはあるんだけれどね。言えるところだと、マッキントッシュオーディオかな。こいつは10万以上もするし、これを下ろせは他のオプション…例えばショートストロークのシフトとかステンメッシュのブレーキホースとか入るしね。レガシィなら標準のオーディオでも十分。MP3もWMAも今度は流せるぞ!』
『ああっ、また訳の解らない単語…きもぉい!』
『ほっとけ。』


『じゃ、結局のところ、値段で決めたの?文字通り現金ねぇ。』
『そこは色々あるんだけれど、やっぱり「よしつねオリジナル」が欲しい、って欲望があって、それでオプションで手が着けられる所が多いのがレガシィ、ってのもあるよ。』
『自分の好みで車を作れる、って事?』
『そんなところ。外観や性能アップのパーツ構成を今回は思いっきり拘った。』
『あんまりDQNな構成はやめてよね。見苦しいから。』
『どちらかって言うと、シンプルな構成にしたところ、だけれど。それに、色もまだ決まっていない。折角だから、ちょっと冒険してみようとも思っているよ。』
『黒はやめてね。色々と問題があるから。絶対に。』*2
『一度は考えたけれど、止めた。』
『でもさ、それだけ?何かこう、決め手があったんじゃない?』
『…まあね。最終的には鍵。』
『かぎ?キー?車の?』
『そう。マツダはリトラクタブルキーって、普段はキーホルダーの部分にキーブレードが収まっていて、使う時にシャキン!って出てくる仕組みがマツダの車のほぼ全車に採用されているんだけれど…。』
『ああ、あの、X-MENでも出てきたアレね。よしつね君、そういうの好きそうだよね〜。私は子供っぽくって好きになれないけれど。』
『けれどさ、今の車ってキーレスエントリーって言って、殆ど鍵を使わないんだよね。そうすると…やっぱり、スバルのプッシュスタートが良くなってきた。』
『プッシュスターとって、ボタンを押すとエンジンが掛かるって、アレ?』
『うん、アレ。だってカッコいいじゃん!モビルスーツとかサイバーフォーミュラみたいで!』
『…それできっと「こいつ、動くぞ…!」とか「百式、出るぞ!」とか「帰るぞ、雪風」とか言ってエンジンかけるんでしょ?』
『あ、「すごい…5倍以上のエネルギーゲインがあるぞ…!」も言いたい。』
『…男って本当に、馬鹿ね。』


『ま、何だかんだ言っても、レガシィってパッケージングが熟成を重ねてきたってのは間違いない。』
『枯れたシステムって事?』
『そう。買って間違いない、熟成の進んだ…悪く言えばモデル末期…安心感のあるシステム、ってこと。』
『なるほどね。よしつね君らしい。』
『それに…やっぱり、いつかはSTIバージョンに乗ってみたい、その布石。』
『色々あった今回の買い替えだけれど、最後にはそこ、なのねぇ…。』
『まぁね。憧れだから。』
『いいんじゃない?』
『ん…ありがとう。』

*1:CV;大原さやか

*2:黒ってのは、見た目は秘めたるポテンシャルを感じさせる良い色、なんだけれども、汚れは目立つし夏場は暑い、外部からの視認性も決して高い訳じゃないので夜も危ないと自己満足以外にメリットは少ない。そういう意味では、おっさんシルバーは適度なアルベドをもっているし、視認性も良く、落ち着いた色なので威圧感も無い、という…この辺が難しい