ミドルクラスセダン斯く語りき 〜むつかしい、車選び

と言う訳で、真・νよしつね号の候補を検討中です。


モーターショー開催中で色々と情報はあるのですが…次期候補は困難を極めています。
あ、最初に言っておきますが、僕はガンダムが欲しい訳じゃないので、GT-Rは興味の対象外です。*1凄い車*2、ってのは解りますが…どうにも。オーバースペックって言葉が脳内をぐるぐるぐるぐる…。


今のところ、本命はレガシィB4であることは変わりません…が、今後の交渉を踏まえると、対抗としてランサーエボリューションX、アコードユーロR、シビックタイプR、マツダスピードアテンザというところです。


レガシィB4は言うまでもなく、ミドルクラスのセダンとしては圧倒的な支持と運動・動力性能を持っているのは間違いなく、泣き所だったサスペンションも3ナンバーボディへの改装により、熟成度という意味ではほぼ完成の域に達しています。
スバルの車は『乗ってみて解る良さ』というものを実感させてくれます。
νよしつね号も、内装こそはそこそこというよりシンプルなんですが、走りはしっとりもキビキビも楽しめる車でした…実に惜しい…。


翻って対抗。
ランサーエボリューションXは、スバル・インプレッサのライバル車*3ですが、WRC参戦を中止し十代目は『人間らしい電子デバイスの介入』というのにとても興味があります。何せ、あのランエボ嫌いのドリキン土屋が褒める2ペダルMT…!
よしつねは車の電子デバイス*4はFC時代に随分と懲りているのに加え、ダイレクト感に欠けるという感覚があり、事実、友人のエボVIIに乗った時は『車が勝手に曲がっている』感覚があって好きになれないのですが…今回はどうも、違うようです。
そういう意味では気にはなっているのですが…。また、価格的にもレガシィB4のオプション込みにかなり近い。


ホンダの2台はスポーツモデルとしてはとても興味のある2台です。
アコードは味付けこそマイルドであるものの、こちらも熟成が進んでいるモデルであり、高回転で進化を発揮するVTECの素晴らしさは実パワー以上の面白さがあります。
シビックはホットハッチからスポーティセダンに変わって、ホットハッチ時代のシビックファンからは敬遠されていますが、洗練されたコクピットといい、アコードよりスパルタンなテイストは走るのが好きな人間にはたまらないものがあります。また、先進的なコクピットや専用のマンマシンインタフェース、全てにおいて『ドライバー優先』の作りに好感が持てます。
そして、最大の魅力は…競争力のある価格!これは大きい。
体育会系なホンダは、もし所有するならば初体験なのですが、それもまた一興。


最後にマツダスピードアテンザ
この車、スパルタン一辺倒だったよしつねにとって、また、元FC乗りのよしつねにとっては微妙テイストたっぷり、だったのですが…諸外国の評価が非常に高く、この車も乗ってみて解る楽しさがあるのかもしれません。
そも、最近の車作りで、スポーツカーというのを最も理解しているのはマツダである、僕はそう思っています。だからこそのRX-8でありロードスターである訳ですから。
価格帯も当然、レガシィをフォーカスしたものであります。また、この車だけ、2.3Lである点もチェックです。


うーん…正直なところ、パワーソースを除くと、レガシィ以外の車の方がスポーツマインドが溢れているんですよね。
例えば、レガシィ以外は全て、アルミペダルだったり、特徴的なコクピットだったりと…その気にさせる、所謂プレジャーという面ではとても興味がそそられます。
…と、いうより…スバルではレガシィトヨタ*5でいうところのクラウン、という位置付けになっているのかな、と思います。クラウンの方はコンセプト的にはワンクラス上の位置付けなんですけれどね。
そういう意味では、レガシィ、特にB4は基本はドライバーズカーであるものの、ハイソカーでもありたい、という欲張りな車なんですよね。
インプレッサのクラスアップに伴い、レガシィが更にGT化*6に傾倒するのは見えていますが…。


イヤー本当、難しい。
高い買い物なだけに、欲しい欲しいだけじゃ決められない。中古だったらもっと気は楽、なんだけれどねぇ…。


ま、時間はまだあるし、今のところは走りの欲望もそれ程高く無いので…もう少しだけ、悩んでみたいと思います。

*1:よしつねの好みとしては、絶対的に強いガンダムより、燻し銀の強さであるザクIIのFZ型、S型とか、K型の様な『量産型をファインチューン』というのが好みです。特別な車というのは、特別な場所でしか使えないからね。そういう意味では、WRCのラリーカーをマイカーに出来たら最高だろうなぁ、とは思います。ちなみにザクの各形式についてはこちらをどうぞ。http://jp.youtube.com/watch?v=6pBmbnuLcBo

*2:そりゃあ、次のSUPER GTで勝つ車作り、という意味ではあれくらいの車じゃないとだめなんでしょうねぇ。いや、でも、SUPER GTってレースは元の車のシルエットをわずかに残す程度で、中身は全く別物、加えて外装さえFRPとカーボンで完全武装ですから、車の名前が単に市販車、ってだけでWRCの様な市販車の色を強く残している、という訳ではない事は知っておりますが…ね。レースでのイメージって大事だものなぁ。そういう意味では、不振続きのレクサスの節度ある車作りってどうなんだろう。何が目的なのか、さっぱり解りません…

*3:元々、ギャランVR-4の後継として、ランラーをWRCに参戦させるべく、ハイテクデバイス武装したのがランサーエボリューションという車の成り立ちです。無論、完成度はラリーのフィードバックもあってとても高いのですが…ちょっと車に無理をさせる挙動をすると、途端に『電子デバイスが介入する』という感覚が僕には馴染めないのです…いや、素直にデバイスの制御に任せれば、速く走れるのですが…

*4:電子デバイスというには無理があるのですが、よしつねはナビゲーションも嫌い。僕は車の中では絶対君主であり艦長(艦長や船長というのは、その船の中では絶対であり、船内の長であるだけでなく、司法や即決の裁判権まで手に入れている職業である)であるため、意のままにならないと嫌なんですよね。だから、車の状況の把握を阻害する程の大きな音でオーディオを使うのも嫌であり、逆に自分の意思を考慮しないナビの指示というのは、苦痛で仕方が無いのです。また、現実問題としてナビの指示より人間が…つまり、僕が走り込んだ道の方が早かったりする場合もありますし、紙の地図を見るのもよしつねは好きなので…。そして、運転中にやかましく指示を出したり、夜の暗い車内で煌々とモニターが灯っているのは目障りで仕方が無いのです

*5:最近、スバルと提携を行って、水平対抗エンジンを搭載したFRのライトウェイトスポーツを開発中、という噂。しかし、最近のトヨタでこうした好事家受けする車を本当に作れるかは…疑問。価格も200万円台、とか言っているのだけれど…ちょっと、各所で希望的観測が入りすぎている気がする。1300kgを切って、240ps程度のパワーを引き出せる車であれば…正直、レガシィから買い換えてもいいが、まずぞれはありえないという意味で言ってみた。ちなみに販売は2009年予定だそうだ

*6:来年のモデルチェンジであるF型はサスペンションとエクステリアに手を入れるかどうか、というところだと思いますが…更に翌年の2009年はフルモデルチェンジの時期です。ここで、レガシィのGT化、大型化を進めて、インプレッサのセダンを投入するんじゃないかなぁ、とかね