R-TYPE FINAL PS2 〜101機Rさん大行進!

数年ぶりにR-TYPE FINALを起動、遂に全機体取得を完遂しました。いやぁ…長かった。


今現在の流行のシューティングゲーム…例えば、僕の好きな旋光の輪舞では、自機体が小さく、更に条件次第で当たり判定が小さくなる、といった仕様が多いのですが、このゲームにおいては、基本的に自機の当たり判定は大きく、見切りというより大きくよける、というのが基本となります。
このあたりが現役シューターにとって、好ましくなかったようです。


しかしながら、自分としてはけれん味たっぷりのSF的意匠とかあまりにえげつない生体兵器やら理不尽なほどのパワーバランスという、あまりシューティングに関係ない部分で堪能できてしまうので、十分満足のいくゲームとなっています。
というより、最近はこうした設定に凝ったゲームが少ないんですよね。確かに、売り上げに直結しにくいというのは解るのですが、もうちょっと、こう、外側の部分で楽しませて欲しいな、と思います。


んで、このゲームの最大の特徴である機体開発について。
基本的には『同じ機体を使い続ける』『パスコードを入力する』という二つに分かれるのですが、特定機体を使用し続けることのメリットがあまりなく、ここを改良すればもう少しいけたのじゃないかな、と思います。*1
例えば、特定機体を使用することにより、スコア倍率を変更するとか、特定機体の武装チョイスによって、機体開発が進むとか…んまぁ、素人としてはこの辺しか思いつかないですが、弱小機体を使用するモチベーションを上げる方法はあるはず。


また、機体のAIバトルは中途半端な感じがしますし『究極の機体』を使用することにより、その他の機体を使用する意味がなくなってしまうのも残念。
事実、アイレムで行っていたAIバトル大会の上位の機体は、件の『究極の機体』ばかり…というのは、ちょっと寂しい気がします。


それでも、このゲーム…僕は好きなんですよね。
彼我兵力差を根底から覆すギガ波動砲をばんばんぶっ放したりアンカーフォースで敵をがっちり銜え込んで粉砕というのも好きですしラストステージの演出がどれもお気に入りなんですよ。
特に、あのラストステージの秀逸さ、虚無感、孤独感…いつ遊んでも楽しいです。


万人には絶対にお勧めできないシューティングですが、SF的意匠の凝らしたゲームで遊びたいけれど…という人に。Best版も出ていますよ。


おっと、忘れていた。
周辺情報としてこんなのがあります。



R9-Aの意匠がとっても凝っていて、かなり気になります。フルコンプしたいとは思わない*2のですが、アローヘッドとダイダロスは欲しいなぁ。



ある意味、適切な題材で適切なプラットフォーム。
しかしながら…ゲーム内容が殆ど出されていない、しかも公式ページでもゲーム内容については解らない、という状態でちょっと手が出しにくい、のですが…これまた、アローヘッドの、しかもブラックバージョン…欲しい。


…とまぁ、密やかに展開されているR-TYPEの系譜、でした。

*1:但しこれには、ゲーム設定上の理由があります。ゲームの作戦名にもなっている『対バイド究極の機体』を開発するため、他の機体は全てにおいてテストベッドである、という解釈が可能です

*2:だって、ビッグバイパー系の機体はZOE仕様であればともかく、イメージイラスト仕様っぽいので、僕の感性では造形美を感じないし、シルバーホークに至っては論外です。ダライアスが嫌いなわけじゃないのですが、シルバーホークの設定は毎回変わる上、外伝の仕様は特におかしな仕様となっていたはず