新世紀GPXサイバーフォーミュラ OVAシリーズ

peercastの実況で、11*1とZEROを流していたので。


やっぱり、サイバーのOVAシリーズでの、個人的な最高峰はZEROでしょう。
OVAシリーズはグランプリのレギュレーション変更、って裏設定があって、殆どがサーキットコース、もしくは市街地等の特設サーキットで、TVシリーズWRCテイストが薄れたのがひじょーに残念ではあるものの、話が濃くて練りこまれているのが面白いですねぇ。
基本は風見ハヤトが腐って、そして復活して、ってパターンだけれども。


11は正統なTVシリーズの続編なんで、マシンデザインも変なんだけれど、ZEROの進化っぷりは本当に凄い。作画レベルも十二分にあるし、何分、マシンの空力とかちゃんと考えているっぽい*2しね。


しかし、レース物としては、かなり微妙なストーリー運び、なんですよねぇ。
こんなヌルヌルなレース運営なんて腐女子の脳内だけですから。本当のレースといったら、レギュレーション違反もバレなきゃおkのセメントマッチですから。反則ギリギリなんて普通にありますから。
ハコ*3のレースじゃ平気で寄せたりこすったりします*4からね。だからこそエキサイティングなんですけれど。


んまー、そういうのを抜きにしても、ZEROのストーリーは風見ハヤトの成長物語として十分楽しめますし、前半4本はダルくてヌルいストーリーかもしれませんが、後半の加賀とのバトルは本当に面白いので、お勧めです。


惜しむらくはメディアの画質。
DVDなのに、このあんまりな画質、許すまじヴァァァァァップ!
ここまで酷いのはエヴァンゲリオンのファーストロットのDVD並。
…何とかならんのか…それとも、ぼろ儲けに加担している方が悪いのか…。


ちなみにサイバーでよしつねが好きなキャラは、トップはブリード加賀こと加賀城太郎。あのgdgdなSINの中でも、それなりにまともなのは、彼だけでしたから…。
次にネタキャラのランドル。おぼっちゃま素晴らしすぎwww
んで、隠れファンなのが不幸な不幸な、新条君。実際、サイバーは彼抜きでは欠かせないと思います。
あ、ハイネルとブーツホルツは別格なんで、敢えて語りません。


…とまぁ、とにかく珍しいレースもの、というだけでも一見の価値があります。
ここのところ、ZEROをpeercastで実況されている方がいらっしゃるようなので、そちらで見るのがいいかと思います。


最後に…。
ちょっとばかしでも興味がある方は、こちらをどうぞ。


*1:ダブルワン、って読みます

*2:どんなに作画的に、デザイン的に優れていても、現実の空力ってのはあんな派手なマシンを受け入れてくれません。これは、OVAシリーズの戦闘妖精・雪風のスーパーシルフとかメイヴでも同様なんですよねぇ。凄まじくカッコいいんだけれど、現実には飛ばない、って奴でして…小説版のグットラック・戦闘妖精雪風の表紙にデザインされているメイヴは、それでもかなりマシ、だそうですが。んでも、やっぱりカッコいい方が見栄えはするよねぇ。例えば、ラプターは機能美として素晴らしいものがあるけれど、絶対フランカーの方が、見ている方としては、心奪われるもの

*3:普通の…所謂、F1マシンのような形ではなく、市販車に近い形をしたレースカーの事

*4:NASCARとか見ていると、本当に荒っぽい。んでも、そういう、アグレッシブ…いや、ダーティな部分も含めて、レースというのは熱くて面白い