vs豚丼

昨日の食べ比べ、豚丼でも試してみたくなり、早速食べに行きました。


今回注文したのは、豚めし並と豚汁。
よしつねは吉野屋で豚丼並と卵、けんちん汁を注文するので、卵の有無だけで殆ど似た構成です。


注文から出る時間は殆ど同じ。というか、待たせる方がどうかしています。


まずは豚めし
基本的な味付けは、吉野屋が徹底して豚の癖を抜く為に濃い味のたれにつけているのに対し、松屋では豚の風味を残しつつ味付け、という感じがします。
具体的に松屋は醤油と酒…多分、日本酒の類で煮込んでいる感じがします。
煮込み方は豚の癖を抜くためにきっちり煮込む、というのではないので、豚独特の風味がしますが癖のある肉が大好きなよしつねなので、寧ろこっちの方が好きです。
更に、濃い味付けがだんだん苦手になってきたよしつねにとって、松屋の味付けは好感が持てます。
…しかし、味付けの完成度という意味では、本当のところ、吉野屋の方が高いと思います。この辺までくると、好みの問題ではありますが…やっぱり、濃すぎる味付
けの
吉野屋より、松屋の方が好み。
それから、松屋は脂身を上手く使っていると思う。これのおかげで、肉が適度に柔らかく、食感の変化を楽しめる気がします。


おつゆはというと、これも微妙ですね。
吉野屋は具が野菜中心で、野菜を一杯取りたいのであればこっちがいいです。こんにゃくやらしいたけを入れているのは、個人的にGood。但し、肝心の汁の味がまったいらで深みが無い。
松屋は豚汁というだけあって、肉が多いのですが、野菜はしっかりと下味をつけているし、それぞれの食感も変化があって面白い。しかも、汁は風味がかなり良い。


うーん、500円以下の食事で甲乙つけるのがこれほど難しいとは。
トータルで見るといずれも一長一短あって、後は好みでどうぞ、というレベルにありますねぇ、少なくともどんぶりでの勝負は。
強いて言えば、味付けが薄い方がいい、というのであれば松屋、濃くてもしっかりした味付けが欲しい、というのであれば吉野屋、と言ったところでしょうか。


最後に…分量は、松屋の方がいい感じです。


どんどんコストを削っていった吉野屋と、何とか現状の枠内で改良して言った松屋、対照的ですが、好感度の高い方は後者です。


…そして、最後にひとつだけ。僕が吉野家で一番嫌いな点を。


連中は、勘定の時に思い切り待たせるんですよね。これは正直、頭に来ますし回転率を上げるならば、勘定が注文より先だろうと思うのですが。何でそんなことも気づかないんでしょうね。不思議だ。


ちなみによしつねは、すぐさま勘定を受け付けない時、最初は頭に来てカウンターに勘定を叩きつけていたのですが、最近は工夫しています。例えば一度待たされた店には、どんぶりの死角に勘定を置いて、二度以降待たされた店には、どんぶりの底に勘定を置いて出ます。「勘定置いとくよ」の一言は忘れないように。


追っかけてきたあわてんぼうの店員には「食い逃げ扱いする前にさぁ、さっさと勘定済ませたりどんぶり下げた方がいいよ。うん。ちゃんと良く見た?」…と、一言いってあげています。