エウレカセブン NEW VISION PS2

PS2ゲームではもうお約束、HDAでHDDに突っ込んで、れっつぷれーい!*1



このゲームは問答無用のキャラゲーです。しかし、キャラゲーにもなりきれていません。


アニメを中心としたメディアミックス、エウレカセブンですが、ゲームはエウレカセブンが好きで、更にリフに興味がないと、全くといって良いほど遊ぶ価値はありません。
人を選ぶどころか、好きな奴しかやるもんじゃない、そんなゲームです。


本来は.hack//rootsよろしく、三部作の構成だったのですが…前作、TR1: NEW WAVEがあんまりにも売れなかった*2ので、無理矢理完結させております。よって、話が窮屈な割には、ジェットコースターな展開です。


エウレカセブンの世界観は十二分に表現されていると思いますが、ゲームとしての楽しさというと…脳内補完をするしかない、という、あまり芳しくないレベルのゲームです。


ちょっとゲームから外れますが、Project EUREKAで、一番面白いメディアは、アニメは別格として、個人的評価では小説、次にマンガ、そしてゲームの順番です。
特に小説はとにかく凄い展開です。ホランドがリフ出来なくなったり、レントンが散々痛めつけられたりともう…見どころ満載です。
マンガの方は、どれも普通に読めます。
しかし、ゲームは駄目です。


一応…ストーリーにちょこっとだけ触れると、主人公のサムナ、ルリはそれなりにキャラが立っており、特に後半はエウレカのアニメを思わせるシーンがいくつもありで、悪くは無いのですが…どうも、それにLFOが絡んでくると、どうも窮屈な感じがするんですよね。
もっとこう、LFOを使ってGTAライクなゲームにしちゃっても良かったんじゃないか、そう思う次第です。
一番はですねぇ、LFOが地上から空中へリフ出来ない、リフ戦はリフ戦、地上戦は地上戦と分かれちゃっているところ。これが最も窮屈な理由です。


素材は決して悪くないし、ドギー兄さん*3がいちいちカッコいいし、ルリもそれなりには可愛いんですが…。


まぁ、リフ戦は確かに楽しいので、それを楽しみにするのであれば、良いんじゃないかと思います。
あくまで、エウレカセブンのファン向けゲームです。それを忘れないように。

*1:エウレカセブンはHDDにインストールするだけで、問題なく動作します

*2:そもそも、キャラゲーにおいて販売本数20万本というのが、いっくらPS2でも、そこそこ人気のあったアニメを題材としていても、無茶が祟りすぎです。しかも、これが神ゲーだったらともかく、TR1は、あんまりにもあんまりなゲームだったので…流石に僕も、ムービーの掲載を断念しました

*3:アニメのエウレカセブンに登場する、義賊ゲッコーステイトのメンバー。ルックスはまさに美少年だが、言葉の訛りがきつく、もてないらしい。ドギー兄さんとはアニメの主人公、レントンがドギーに付けた『敬称』らしい