龍が如く PS2

師匠のお勧めもあって、プレイ開始です。
まずはHDAでHDDに突っ込んで、れっつぷれーい!*1



和製のGTA系としては、かなり良い出来ですね。師匠がお勧めするだけはあります。
基本的なストーリーとしては、もろにヤクザ物で、往年の東宝任侠映画もかくや、という100マイルのどストレートヤクザです。海外市場を考えると、GTAとの差別化を図った上で、ピカレスクロマンを打ち立てる、という意味では良い題材だと思います。
こういうのが苦手とか、お洒落じゃないから、というのも当然ありますけれどね。


バトルシーンは、よしつねのプレイ動画ではあっさり負けていますが、実はかなり良く出来ています。コマンドも比較的覚えやすく、主人公の成長も比較的早く、パッケージに逢った『誰でも喧嘩に強くなれる!』というのは、あながち嘘じゃなさそうです。
感覚としてはダイナマイト刑事ですが、なんと言うか、『イメージ通りのヤクザの立会い』というテイストを十二分に出しています。ブラーのかけ具合とモーションが良いんでしょうね。あと、武器アイテムが個性的だから、かな?


個人的な最大の評価点は、『声優の演技がとても上手な事』。
これは、ポリゴンアニメで最も重要な事だと思います。正直、渡哲也を起用した事は、マニュアルを見ている段階ではえ〜ど〜せ小遣い稼ぎ程度の、宮崎アニメばりのデカルチャーな演技しか出来ないんだろ?とか思っていたのですが…ごめんなさいごめんなさい!僕が間違ってました! 渋い、シヴ過ぎる! 親父好きよしつねも納得の、本当に上手な演技でした!
当然ながら、他のキャストも、ヘンにアニメ声のキャストを使っておらず、実に落ち着いた、大人のテイストの芝居が見られて、久々に上質のストーリーを堪能できそうだ、という期待があります。
ま、この辺は、動画から十分解ると思います。


次世代シェンムー、またはGTA新宿、といった受け取られ方は致し方のないところですが、本当に良く練られているゲームだと思います。
こうした、気合の入ったゲームが国内で売れないのは、かなり寂しい限りです。
もし興味があれば、そろそろ価格も落ち着いたと思うので、是非プレイしてみて下さい。

*1:龍が如くですが、HDAでインストールはできるものの、タクシーに乗るとフリーズするという不具合があるそうなので、要注意です。マスターディスクを持っていれば、別に心配はありません