この辺がお役所仕事

かなり笑えない記事が。またもやnyネタですまないね。



なんでも、ぷららwinnyトラフィックを全て遮断しようとして総務省に相談したらちょっと待ちなさい、それは違法かもしれませんよ、と突っ込みが入った次第。
んで、何で駄目かっていうと、要はですね、通信の中身を解析して、ああこれはnyのトラフィックだからとおさねぇよ、これはnyのトラフィックじゃないから通って良し!というのが駄目らしいが…既にぷらら、やってんじゃん。解析。

一方、ぷららはすでに2003年より、Winnyなどの通信による帯域を制限する措置を実施している。ぷららによれば、トラフィックのパターンから判断しているとしており、今回導入を予定していた通信遮断措置においても、技術的には同じかたちでWinnyの通信かどうかを判断するという。通信内容をチェックしている点ではいずれも同じで、それをもとにそのユーザーの帯域を絞るのみに止めるか、完全に遮断するかの違いになる。今回の総務省の見解では、従来の帯域制限措置の違法性については、触れていないという。
(一番下のimpressの記事より抜粋)



僕としては、別にnyの中身を解析せずとも、パケットのヘッダを見る事でnyのトラフィックかどうか、判別が付くと思うんですけれどね。
まぁでも、その為にnyのパケット丸ごと拾う必要があって、しかも、全トラフィック確認する必要があるから、不要なものまで、本来確認する必要の無いトラフィックまで、くわえ込む可能性がある、という点を総務省は懸念しているのでは、と思う。いや、思いたい。


…しかしですよ。
僕はナショナリストという割には色眼鏡やらマニアックな視点で国家というものを捉えているので、説得力はまるで無いのですが、国防機密やら発電所関連、電話の基地局関連の情報の垂れ流しは何とかしようよ。いっくら危機感無くても、ざるだと思われたらヤバいんですから。


国家間の折衝も(極端なまでにデフォルメすると)ヤクザの手打ちと同じで、絶対に勝つ、ぶっ潰すなんてしなくて良くて、『こいつらに喧嘩売ると、本気でやれば勝てるかもしれないが、こっちのタマも馬鹿にならんよな…』と思わせるのが得策であり上策であると思うんですよね。所謂ブラフとか抑止力の元になる概念、ね。
んが。
ここ最近のny垂れ流しは、流石に限度を超えていると思う。個人がnyその他諸々のウィルスやらセキュリティ侵害を受けるのは別に構わない。*1
しかしながら、重要かつヤバい情報を握っている公僕*2が垂れ流すのは、流石に諸外国になめられるどころか、最低限の信用も無いと思われちゃうのが、とってもまずいってことが言いたいんですよね。


…もしかしてさ、総務省のお偉いさんもぷらら経由でnyしているとかw?

*1:これは、あんまりいい表現じゃないですね。正確には「個人の個人的な情報の垂れ流しは自己責任でしょ」というレベル。例えば、カード番号垂れ流しちゃったり、エロ動画や萌えデスクトップを流しちゃうのは自己責任の範疇かと思います

*2:公僕ってのは、既に死語どころか、逆の意味で今なら褒め言葉だよなぁ。だって、そんなに滅私奉公する公務員なんて、そうそういないもの