堀江社長逮捕のアレ

ライブドア堀江社長が、昨夜、自分が会社から帰る途中に逮捕された。
まー色々あるだろうけれど、市場としては悪い材料が出尽くしたということで反発して高値になっているらしい。


今後の成り行きは特捜の捜査に期待するとして、僕としては各新聞の社説が面白かった。


朝日、読売、日経はバッシング、個人的には日経が掌を返したように叩くのが、やっぱりこの会社は提灯記事というかマッチポンプな会社だよなぁと痛感した。
産経、毎日は僕が見た版では、一行たりとも書かれていなかったのが面白い。特に産経のスルーっぷりは、今後の推移次第では損害賠償も…という意図があってのことなのかな?


気になったのは讀賣の社説。
なんか、大森貝塚で有名なモースが雇った、女の子ガイドに渡したガイド料十銭を、その女の子たちは、屯する物乞いに一銭ずつ渡していった話と絡めて、堀江社長批判をしていたというもの。


実はこれ、かなり鋭いと思っている。
米国で買収を繰り返している、マイクロソフトライブドアの最大の差がこれ、弱者への寄付だったりする。米国じゃ金持ちは寄付は当然の行為であり、その額の大きさがステータスでもある。
偽善だ何だと言われようとも、解り易くて実益があり、悪くない方法だ。


日本人のメジャープレイヤー、イチローや松井も、その金額や対象は公表していないが、そうした寄付は行っているらしい。
米国では特に資本主義のルールに則った成功者は、そのルールでの敗者に対するチャンスというのを重んじている、という事なのかな?


また、居合の本質には「敵を作らないこと」とある。
己の技量を磨く事は当然であるが、それ以前にリスクコントロールを行えと言う訳だ。


…ま、少々、話がズレたけれど、そもリスクコントロールは肝要であり、その方策として基本的な部分が出来ていなかったのがライブドア、と僕は考えいています。


今回の一連の流れの発端は、内部からのタレこみで始まったのだから。