続・社会派よしつね

投機とは言え、合法的な経済活動ではあります。損失補填の話は東証が取引を早仕舞いした点が問題となっているのですかね?
その記事を見ていないので、よく解りませんが…。


僕としては、ライブドア強制捜査だけならば、まぁどこにでもあること、だと思えたのでしょうが、問題はマネックスの対応と東証の早仕舞い。
マネックスの対応は証券会社として最悪のものであり、日本での証券に対する意識の低さ・危うさを露呈し、東証のシステムについてはもう国辱物の情けなさであり、諸外国に比較し経済活動の根幹が非常に脆いものだと全世界に見せてしまった訳です。
東証のシステム増強は本日から50万件ずつ上限を引き上げているそうです。但、午後の取引時間が13時からと30分短いのだそうです。


耐震偽装の件は、義憤も結構だけれど、いい加減、被害者のリスク軽減と再発防止のリスクコントロールをしなければ、何の進展も無いと思います。
小嶋社長を証人喚問でいじって、仮に謝罪云々があったとして、被害者を含む幾人かの溜飲を下げるだけであって、そんなものは被害者のリスク軽減の足しにはならないんですよね。また、末端の証人喚問はロッキード事件での顛末から容易にその内容が想像できると思います。
つまりは「全て失念しました。」と。


という事は、それを許した国会と運営する議員たちに何らかの意図があると考えるのが筋というものでしょう。
国会一日開催するだけで、億単位の金が使われています。無論税金。この税金でメリットが少ないだろう証人喚問なぞ、呆れてものが言えません。
それであるにもかかわらず、証人喚問を行ったのは、どう考えても「いままでさして目立つことも無くうだつの挙がらない政治屋の人気取り」と見えても致し方ないのでは。
その国会の運営費を被害者のリスク軽減へ向けた方がよほど建設的なのでは。


いったい誰のための証人喚問なのでしょう。そして、その結果、一秒でも早く被害者のリスク軽減が出来るのでしょうか。


そして、耐震偽装の本質としては、今回の偽装により「既存の規格も信用に足るものか、再検証が必要」という点です。元々の値が適切か、というのはいったい誰が保障しているんでしょうね?その保障をした人たちは間違っていないのですかね?
このあたりが追求されないところが、上手く誘導されている証拠だと僕は考えています。


真相の追究も結構なのですが、それで被害の回復が可能でないのであれば、責任問題は全くの無意味です。小嶋社長に被害の回復が可能でないのであれば。
まぁ…多少でも改心してくれるのであればそれに越したことはないのでしょうが、そういうのは税金使ってやることじゃないです。


そうなんですよね。
耐震偽装の問題で、一番のネックは「欠陥マンションかっていない人間の税金が投入される」という点。本来であれば、議員は上記の「既存の規格の再検証」も含めて、対応する費用が欲しいと国民に説明するのが仕事だと思う。
絶対に反対する人もいると思います。実は僕も、あまり賛成したくない。


他人事になっている分、比較的冷静だから言える事ではあるのですが、どうも僕の視点からは、被害者は怒っている、でもその先が全然見えていない、と見えるんですよね。
報道もそうなんだけれど、被害者たちは大変です、怒ってます、で止まっているように見える。
その先…例えば、他の誰もが同じようなリスクにさらされる危険性があるのですよ、というのをアピールしていかないといけないと思う。


最後に牛肉問題。
まずはこの記事…というか、写真を。



これを見る限り、どこをどう見ても「Tボーンステーキが焼ける」部位であり、危険部位が混入、というより危険部位そのものだと思うんですが。
これさ、絶対ワザと発注して、そのまま送られて来たに間違いないと思う。


発注する方も、意図してやっているならば賢いというか、上手いというか。でも、送ってくる方は本当に解ってなかった、という事なんでしょうねぇ。
流石アメリカンウェイ。
いずれにしても、日本の流通業者は多少なりまともであった、と。
…そう、判断していいのかな?


いやほら、僕、豚丼でも全然平気というか、むしろ美味しいと思っているからさw