リッジレーサー6 Xbox360

折角買ったのですから、ちゃんとしたレビューをば。
ナムコの爽快感重視のカーレースゲーム、リッジレーサーの最新作はXbox360でリリースされました。どんなゲームかはこちらをどうぞ。



シリーズ全編を通して超豪快なドリフトとスピード感がウリ*1な、非リアル系のカーレースゲームです。しっかしあのドリフトはサイバーフォーミュラ並のいんちきドリフト、だがそれが良い。


グラフィックの進化は、もう家庭用の限界まできていると思います。もともと、近未来テイストのソリッドなCGづくりのナムコですから、こういうロンチのデモンストレーションも兼ねたゲームでは、判りやすくていいんじゃないかと。
車のデザインも基本的には現実の車…マーチやらRX-7スープラインプレッサランサーエボリューションSUPER7といった有名どころを、流行りの言い方をするとインスパイアしている*2ので、馴染みやすい新しさを表現できていると思います。


ゲームシステムはファーストと同じく、アクセルを煽るとオンザレールのコーナリングをしつつ車体の向きだけ変えられるという、お手軽ドリフトゲームです。真面目で硬派なドライバーさんは納得できないかもしれませんが、そこはまぁハイテクハイテク、って事で楽しもうよ。変形はしないんだからさ。
慣れないと、かなりつらい操作系ではありますが、オートマティックもあるし、ニトロもあるし、最初からニトロ満タンでスタート、というのもありなんでちょっとした慣れで誰でも豪快なスピード感を味わえるゲームです。
そう、ニトロがいい味出しています。
今まで究極まで極めないと*3減速要因だったドリフトにインセンティブとしてのニトロチャージを設定する事によって、積極的にドリフトをする理由が出来て、これでまた熱いドリフト合戦となります。自分はノーニトロクリアを目指しているので、インセンティブになっていませんが。


サウンドは往年のナムコナンバーアレンジが気に入ってます。
特にGaractic LifeはギャラクシアンのファーストからPROJECT DRAGOON GT6のオープニング*4までリミックスしています。その他も聞き覚えのあるサウンドがちらほら。
でも、前に書いたとおりブンブンサテライツやヴァリー・ヴァン・ダイクのナンバーも欲しかったなぁ…。


で、最後に問題点を。
LiveとWMCが干渉する問題は何とかならんのか?
アンケートまでバッチリ書かせてもらいましたが、これはちょっと、ひどい。
最近のナムコのテスト状況は、ソウルキャリバーといい、リッジレーサーといい、あまり良くなさそうという印象を受けます。
他に問題が無いし、オンラインもWMCを切ってしまえば全く問題なくプレイできるだけに、こういうアラはとても目立ちます。
…もしかすると、フリーズとかオンラインの問題は、ソフトメーカじゃなくXbox360本体の問題かもしれませんが…。
この一点だけは、本当に残念でなりません。
他に関しては、リッジレーサーで遊びたい、という人であれば間違いなくお勧めの出来です。



*1:個人的にはR4だけはちょっと違うような気がする。というより、R4はストーリーは抜群だけれど、肝心なドライビングのシステムの方は考えすぎて駄目になっている、という気がします。少なくとも僕は馴染めなかった

*2:とは言うものの、隠しの車種ではぶっ飛んだデザインとか仕組みの車があるので、それはそれで楽しみでもあります。ナムコはこういう「あまり濃くなり過ぎない、ちょっとリアルな未来的テイスト」の設定作りが上手いので、個人的には大好きです。代わりにナムコのリアルテイストゲームは駄目だと思います

*3:タイミング、ドリフトアングルがベストである場合、タイヤの鳴る音がせず、一切減速しないままドリフトする無音ドリフトを覚えると、とんでもなく速くなる。しかしそれ以外のドリフトは確実に減速します

*4:このオープニングもファーストのアレンジだと思うよしつねであった