パーフェクトダークゼロ Xbox360

Xbox360ロンチタイトルにして、N64のメジャーゲーム、パーフェクトダークです。
今作はN64版より前の物語です。ちなみに、よしつねはストーリーに関してパーフェクトダークのプレイは初めてです。



いわゆる近未来設定なFPS、ということでありがちではあるのですが、このゲーム、敵の動きがかなり凝っています。
ソロでのミッションプレイでは、敵がこちらのリロードを察して突っ込んできたり、敵の仲間同士で援護をしつつ攻めてきたり、撃たれた箇所によって悪態をつくわ、脅しや軽口を叩くわと実に良く出来ています。


まずはソロミッションから。
ソロミッションはストーリーに沿って進めていくのですが、意外に歯応えがあり、初心者には少々厳しいかもしれません。特にFPS未経験だと厳しい。
しかし、上手に敵を処理すると、トントン拍子で進んでいくし、基本的にはパターン*1なので、繰り返せば進めると思います。また、武器は近未来という設定で、使用方法が2種類、3種類とあり、これを上手に使うとさらに楽に進められます。
武器でも十分スパイっぽいのですが、さらにスパイ要素を高めているのがガジェットというスパイならではのアイテム群。
例えば、機械式の鍵を開けるためにピッキングしたり、重要設備を爆破したりと、ミッションによって様々な物が用意されています。
ストーリー自体はステロタイプで、ちょっと説明不足の感がありますが、まぁ及第点以上と思います。


このゲームの真髄は、やはりXbox Liveを使ったマルチプレイです。
最大32人対戦はそれだけでも面白いのです。とにかく人間の動きや武装のチョイスは見ていて楽しいし、創意工夫を凝らした武器の使い方をするので、とても緊張感があります。
BOTと呼ばれるコンピュータが操作するキャラクタをゲームに入れることが出来ますが、動きに関しては単調すぎるか極端に強すぎるかというチューニング度合いで、やはり人間のようにはまだまだ、ですね。
まぁ、意図的にBOTを増やして、あえて援護対象にするという遊びか方もできるかも。
ルールも殲滅戦だけじゃなく、フラッグ戦、サバイバル戦、拠点防衛とあって、かなり遊べます。
ラグによるストレスも殆ど無く、チャットも良好。


武装についてちょっと。
個人的にお気に入りはP-90*2なんですが、個人的にはこれ、ちょっと強すぎるんじゃないかと思います。リスクセンサーは下手にレーダを見るより敵を発見しやすいし、リスクセンサーでトラップ回避、弾装は50発ともう言うことなし、強いて言えば一発あたりの威力が弱めなのと、リロードが若干長いのですが、リスクセンサーとズームを併用したときの命中率を考えると、ライフルのジャッカルより使えるのではと思えてしまいます。
それから、ネタ武器と思っていた円月輪*3やバイブレード*4がとても活きてくるのが対人戦。
特に狭い通路での円月輪の威力は、殆ど一撃死。とんでもない武器に早変わりする。
つか、対人戦での地雷の威力って一体!?*5


それから、Xboxコンソール経由で好きな音楽を流せるのがとても良い。
FPSはどうしても緊張の連続になる場合が多いので、ちょっと音楽を流しながらプレイしたい時があるんだけれど、やっぱり、いちいちPCから起動するのはかなりの手間でして。XboxからPCに保存している音楽を呼び出せるのはとても便利。
ネタ曲流しながらのプレイでキャプチャがとても楽しい。


ロンチタイトルにしては、必要にして十分だと思います。
一つだけ。
これはXbox360本体の問題かもしれないのですが…フリーズだけはかんべんな。Windowsじゃないんだから。
実に悪いタイミングでフリーズしてくれるのが困ったものです。流石に「稀に」という頻度ですが、フリーズするタイミングの実に悪いこと…。

*1:難易度によって、敵の処理方法を変えたほうが良かったり、ミッションの目的が若干異なる場合もあるが、そこは慣れでカバーできる範囲

*2:FN社の個人防衛火器Project90をベースにした銃、という設定。パーフェクトダークゼロでは、殆どの武器に現代のモデルになるものがあり、それにハイテクデバイスを取り付けた、という感じになっている

*3:正式名称失念。プラズマカッターだっけ?エネルギーを帯びた円盤を敵に投げつける武器

*4:高周波振動により切れ味を増した刀。シールドも展開できる

*5:いいまんさんによる、人間心理を巧みに織り込んだ地雷の敷設術は脅威の一言。僕がトラップ踏みすぎ、というのもあるでしょうが…orz