アウトバック再び

減量&体臭対策のために、禁ジャンク、禁肉食の誓いを建てたまでは良かったですが、早速破りたくなる衝動に駆られたくそ暑い日曜、昼に猛烈に食ってやることにしました。ええい、どうせ一食喰ったところで、大してかわらんわいっ!
・・・ということで、アペタイザーカード*1を使ってやらねば!うんうん!むちゃくちゃ食いたい!うんうん!な、よしつね一行*2。いざ、市川コルトンプラザ内のアウトバックに。
前菜は適当に頼んで、メインはランチのスペアリブがのってる奴、サラダはシーザーサラダの一番でかい奴で、と、メニューを押しつけトイレで顔を洗って戻る。
「フライドポテトを頼んでおいたから。」「貴様にしては上出来な仕事だ。」「イヤなら食うな。」「言ってない。で、勘定を払うのは誰だ?言葉をもっときをつけな。」「くっ。」・・・実によい日曜の昼だ。
ジョッキに入った氷水をごくごくやっていると、まずは巨大なシーザーサラダが運ばれてくる。でも、このくらいの大きさの方が三人で食べるには丁度良い。しかも、お代わり自由のハニーブレッドがついてくるので、小食の人間だったらこれだけでも十分腹一杯になると思う。味はあまり野菜の土の香りが少なく、どちらかというと粉チーズまみれなんだが、個人的にはこれが好き。ハニーブレッドを半分にして、その中に野菜を詰めて食べるもよし。
そして、フライドポテト登場。
「・・・なに、頼んだん?」「だから、フライドポテト。」「いや、大量にとろーりチーズがかかってるし。」「あたしもちょっとびっくり。」「僕は完全に予想外だ。」
30cmはある大皿にほわほわとチーズの香りをたてて湯気を発するフライドポテトチーズ掛け*3
「お前・・・僕が減量しているって言ったろう。」「イヤなら食うな。」「いや、ジャンク、ぽてちは食べたかったから。」「もっと景気良く取りなよ。」「うるさい。さっき減量してるって言ったろう。」
とりあえず、1/4程取り分けて、トッピング用のサワークリームをつけて食べると、想像通りのアメリカンな味が口に広がる。胡椒もかかっているが、ちょっと塩気が強いと思う。
そしてメインディッシュ登場。リブ&ハンバーグ。妹も全く同じものを注文している。
「以上でご注文の料理はお揃いでしょうか?」
僕の胃袋に対するテロ行為か、貴様?と、問いただしたくなる衝動を抑えつつ、お水をもう一敗いただけますか?とにこやかに*4告げる。
メインのランチはスペアリブとハンバーグのプレート。それにバターライスと温野菜が乗っている。温野菜はインゲンや人参、ブロッコリーが素でボイルしてあるという、この状況下ではオアシスのような仕様。乱切りが多少食べづらいが、素材はそれなりに良いものを使っているらしく、なかなかいける。
次いでハンバーグ。グレービーというより、甘だれだけれど、しつこくなく切れが良いのでまぁ食べられる。日本のレストランでは味わえない豪快さだけれど、肉汁も最低限確保してあり、十分食べられる。添え物のバターライスも良い感じ。バターというほど脂っこくない。
そして、最後にスベアリブ。完全な甘口仕様、まぁスペアリブなんてそういうものだけれど、この状況下では拷問ライクであるが、脂自体はかなり落としてあるので、まだ入る。しかし甘い。多少はアレンジしてあるんだと思うけれど、流石はメリケンスピリッツ溢るるレシピを感じさせる。
でんっ・でっ・でっ・でっ・・でっ・でっ・でっ・・でっ・でっ・でぇぇぇん〜♪
なんつーか、気が利きすぎて涙が出てきた。このタイミングでEye of the Tiger*5かよぉ。
「・・・おまえさー、ポテトとサラダ、どっち残っていた方がいい?」「サラダ。」「ああそう。」優しさのかけらもないコメントだが、僕だってこの状況下ならばそうする。スペアリブのなれの果ての骨でオブジェを作りつつ、フライドポテトを何とか食べ尽くす。もういいや、ジャンクなんて三ヶ月はいらないや、このオブジェ、なかなか良いんでなーい?デジカメ、あ、車の中に忘れた。おにーさん水ちょーだい、薬飲むし。あ、ハニーブレッド残ってんの・・・食べますよ、はい。
食後の一服を付けたときには、もう水もいらねーしもう帰りたいんですけれど、と泣きが入りっぱなし状態。
「次は、メインもシェアすると丁度良いかもしれない。」「そだね。これはちょっと・・・。」「だろ?」「今度はデザート食べてみたい。」「今日は無理。予算的にも。つかしばらくこねーよ。」「はいはい。」「つーか、まだはいんの?」「サーティワンかスタバ行く。」「くれいぢぃ〜ゆ〜くれいぢぃ〜!」「奢るから*6行こう。」「やだってんのに・・・しょーがねーなぁ。もう」
ニュースでいってた、30度以上の気温を十分に堪能しつつ、サーティワンのある場所まで歩くが、元気なのは後半すっかり寝ていた姪だけで僕はもう腹がいっぱい以外の思考にさける脳の記憶領域を持ち合わせていなかった。何とかサーティワンにたどり着くが、当然甘いものなど食う気力もなく、とにかく横になりたい願望だけ。本当に、よくはいりやがるなぁ身内・不思議発見
車に乗れたのはそこから更に45分後である。まじ、当分メリケンフーヅはいいやぁ・・・。また行くかもしれなけれど。
家に帰って、体重計に乗ると、きっちり2kg分増えていて愕然、しかし翌日は減っていたので安心したという後日談もあった。

*1:前菜がただになる嬉しいカード。でも、みんなに配っている、というものではないらしい。僕もチーフだか店長っぽい外人からもらいました

*2:もう否応なしにデフォルトで妹と姪はついてくることになっている。まぁ食事の時は楽しい反面、食事中にあまりうるさくされるのを好まないよしつねでもあります

*3:オージー・チーズフライというのが正式名称。山盛りフライドポテトにチェダー&ジャックチーズがとろーりと溶けている。更にかりかりベーコンがトッピング。普通の日本人ならば、これでメインディッシュ完成、という勢い&盛りな「前菜」。普通の日本人は上記のよう2〜3人で取り分けて食べる、が、それでも十分な量が出される

*4:かつ、内心で分量と料金を半分ずつにしてくれ!と眼で絶叫しつつ

*5:映画ロッキーの挿入歌。メインテーマの「おれーはーつよーいーおれーはーやるーぞー」じゃない方。トレーニング中にかかった曲だったかな?

*6:もう毎度の事で恐縮だが、敢えて言おう。出所は結局、僕の給料からである。奢られてもさして嬉しくないのである。寧ろ月後半で無心を要求される方がイヤなのである