燃えないル・マン

今年もつい先ほど、フランスはサルテサーキットで24時間レースが開始されました。しかし、最近はどうも見る気がしない…。
ル・マンはクラス分けがあって、フルカスタムメイドな「プロトタイプ」、市販車ベースの「GT」ってのがある。
昔はレギュレーションが緩く、日本のメーカがハイテクを惜しげもなく投入して、しのぎを削る場所でもあった。特にトヨタ、日産、マツダの活躍は凄まじいものがあった。それこそワークスのプロトマシンは、全長6kmのバックストレートとあいまって時速420km/hオーバーという『アスラーダGSXなら軽くぶち抜ける』ダイナミックなレースでもあったんだが…。
マツダの優勝以降、レギュレーションはがんがん厳しくなり、ハイテク装備は規制されバックストレートにはシケインを2つも入れられたせいか(シケインは優勝前からあったけどね)、レース展開もかなりまったりした雰囲気に変貌。レース開始から終了まで放送していたテレビ朝日もスタートとゴールしか放送してくれない体たらくである。まぁ市販車とカスタムメイドな車が一緒に走る以上、安全性はいっくらでも必要になることはわかるんだけれどね…。
今年は日本の活躍も期待できそうだけれども、マツダ優勝の時のようなドラマは展開されないだろうと思う。
難しいね、レースメイクっていうのは走る方も、主催する方も。