その後のバーチャロン

ストーリーを楽しむドラマティックモードですが、どうも雰囲気がばらばらで、バーチャロンの裏設定…その昔刊行された『電脳戦機バーチャロンマニアックス』を読んでいないと、何のことやらさっぱりな方も登場するのですが、裏設定に長けた人にとってはニヤリとするシーンが多い。
まず『SHBVD』。これはバーチャロン一作目の『オペレーション・ムーンゲート』の裏設定部隊ですが、ライデン(重量級の攻撃型機体、両肩の超高出力レーザーで相手を屠る)のみで構成された部隊で、ライデン二個小隊(バーチャロンの世界ではバーチャロイド二体で一個小隊らしい)で十倍近い戦果を上げた英雄なんです。
…この手の方々にありがちな台詞『我々はSHBVDだぞ!負ける訳が無かろう!』イカスね。最高に痺れたよ…マジで。大概負けるんだけれども。古くは『我々は忍者部隊だ、拳銃は最後の武器だ!』ってところかな?『我々はなにがしだ、なんとか!』って台詞回し、個人的に大好きです。しかもこの台詞を吐くのが飯塚昭三さんとくれば言うこと無しです。
次に登場するは語らずにいられない『イッシー・ハッター軍曹』。最初から無茶苦茶な人(というか無茶苦茶なアファームド)なんですが、しまいにゃ何をとち狂ったか、差しで勝負します。しかも人をさんざんドラマティックトンファーでぶっ叩いておきながら『おらおらぁ立てぇぇぇ!』という暴れっぷりにもうよしつねめろめろ、VRまっしぐらです。
とまぁ、こんなおかしな解説ではおかしなゲームと思われるかもしれませんが、それなりに楽しめるのは事実です。