募金係

ここ暫くの間は、プライベートの物を書くときは、全部脳内日記となります。決して本気にしてはいけません。


ちょっと前の日曜のこと。
男装ライブの帰りで、いい加減疲れていたところ*1に、夏になると湧く『なんたら募金の学生さん』に遭遇した訳だ。
しっかしまぁなんというか…もう、この手の話題は口酸っぱく言っているので、全く持って言い足りないのだけれど、誰にも迷惑を掛けずに一発で募金としての十分な成果を上げる方法をここで一つ、披露しようかと。


と、その前に…ちょっと愚痴らせて欲しい。
この世は別に、等価交換の法則では無いのですがいろんなものを交換して、それが納得できると信頼とか友情とか愛情が生まれる訳ですよ。
しかし、募金学生の連中は違う。
傍迷惑にでかい声で叫ぶわ、正義の押し売りはするわ、更には『ポン引きの兄さん達も禁止されている付きまとい行為』を臆面も無くするわでもう、よしつねにとってはかなり要らない部類の人間なんですよ。
手前の正義が最も正しい、いつも正しいなんてどっからその根拠の無い自信が出てくるのか。洗脳でもされているのか?と、にわかに疑う次第。
そも、昨今は募金詐欺なるものすら横行している時代なんですよ。
ああ、まだあるね。
『障害者の人が丹念に作ったタオルやらハンカチやら』を懇切丁寧に説明した後に売りに来る大学生。あれも宗教法人だか何だかがバックに絡んでいる*2んだと思うんだがそんな下らない薀蓄に金を出すかどうか、人を見て判断して欲しい。戦略的撤退は本当に大事。


さて。
ではどうすれば効率的かつ十分な成果としての募金を集める方法があるかというと…『金のあるところから取れ』なんですよね。いたってシンプル。
無論、街中で突っ立って叫べって言っているんじゃなくて、この場合は、ある程度の大きさもあり、社会的にも認められている大きさのある企業体の事。
少なくとも、正式にアポイントメントを取って、適切にお願いをすれば大概聞いてくれるものなんだよね。*3


ここでのコツをいくつか。
少なくとも、ある程度の大きさの企業は大概企業名を前面に出さない事で、裏から支援している福祉団体というのがあったりする。だから、首尾よく交渉の場を設けることが出来たら、その辺を十分に調べた上で交渉に当たる事。
して欲しい支援を『既に我が社ではン十年前から…』というのでは、お話にならない。
また、企業にも得手不得手というのがあって、自動車会社に内部障害の支援を求めるのはあまりにも分野が違いすぎるし、コンテンツプロバイダに肢体障害の支援は難しい。
それから、なるべく具体的に支援を求める事。そして、別に金銭だけでなく技術転用でもいいはず。例えば自動車会社に『御社の持つ電気自動車の技術を電動車椅子に転用したい』とか、セラミックスメーカーに『義足の新素材を共同研究したい』でもいい。
直接的にお金を要求するより、余程効果的である。
そして、最も大事な事は『自らも何らかの交換に足りうるコストを出すこと』である。
そりゃそうだ、人に何かを出させるのであれば、自分から身銭を切らない者に誰が、何を出す?つまりはそういうことなんですよ。


知識も見識も無ければ節操も無い、そんな連中に金を出す程、この世の中は甘くないんです。それだけは募金係の連中には知って欲しいですね。
逆に、そこまでやりたいので知恵を貸してくれ、というのであれば、僕は僕の持てる力の限り支援してあげたいです。
誰でも出来る事で人を従えようなんて、甘いんですよ。

*1:実はその後、本業の仕事場の方へも行った

*2:憶測。但し、『うんたら会』とかいうバッジを付けて来る程の能天気さ加減から、どれだけ適当なカルトにはまっているか想像はつく

*3:アポイントメントを取る方法を詳しく書くと、募金という名の企業ゴロになる可能性もあるので、その辺は想像に任せる。しかし、まだそっちの方がでかいものを相手に摺るという分、僕は認めることが出来る