とりあえず、慣らし終わり

車の慣らし運転と新型レガシィ*1について。


■ 慣らしは本当に必要なのか?
結論から言うと機械的には必要不必要、けれど人間的には必要』だと思います。*2
日本車の品質を考えると、車のメカニズムを馴染ませる、という作業は、冶金工学の見地からは既に必要なくなっており、スラッジというかラッシュとか…所謂、メカニカルな部分の噛み合わせによって発生する、金属粉程度では故障なぞするはずもありません。
また、車の学習能力…ドライバーの『癖』を把握して、燃料噴出を制御する、という機構が最近の車には備わっておりますが、その辺も『普通に走らせておけば十分』であるので…。
但し、人間、ドライバーの方は『新しい車に対する、操縦感覚の慣れ』は絶対に必要になると思います。
腐っても日本車、燃料の品質も良ければ、車の性能自体もロールアウト当初から期待でき、また、実のところ、おろしたての車のパワーは大抵の場合スペック以上の出力があると考えていいと思います。
この辺を考慮すると、人間の方が慣れなければならないんじゃないか? と思います。


ちなみによしつねはとりあえず、500kmまで2,500rpm、1,000kmまで3,000rpmで慣らしました。もうここまで回すと鳴らしとは言えないのですが、トルクバンドである3,500rpmは2,000kmまで封印するつもりです。


■ 慣らしを終えてどうよ?
カニカルな部分…特にシフト部分は慣らしたお陰で大分、僕の手に馴染んだ…悪く言うと僕の癖が付いた気がします。フィーリング自体も滑らかになったかな、と言う印象です。
ただ、まだ新車の感覚があって、ほんの少し…感覚的な問題ですが、自分の意思が上手くハンドリングに現れない局面があります。特に高速走行時、とか。(この辺については後述)
やっぱり一番は、自分が車に馴染んだ、という感じですね。


■ ここまででの真・νよしつね号について
皆、おもちゃと馬鹿にしておりますが、SI-Driveは個人的に気に入っております。
特にインテリジェントモードは都心が中心となる僕のフィールドでは大活躍で、上限約200hpというのは、車重ともあいまって、思いの他使いやすい車になります。逆に、フィーリングがピーキーになる、最高出力モードであるスポーツシャープモードは殆ど使っていません。過去のレガシィとほぼ同じフィーリングになるスポーツモードは、4人乗りの時に重宝しますし、アクセルのフィーリングは過去のレガシィとかなり似ており、制御がしやすい。
やはり評価すべきはインテリジェントモードに尽きます。
それから、プッシュスタートはクラッチセイフティのお陰でイマイチ使いづらいのですが、これは近いうちにセイフティを切ってしまおうかと思っています。
後はやっぱり…オーディオ。今時CDしか読めないのはちょっと、厳しい。
車を曲げたり滑らしたり、というのは流石にまだ出来ませんので、これはもう半年経ってから、かなぁ。


■ 新型レガシィについて
今回のマイナーチェンジでは、アクティブセイフティであるEyeSightという機能が目玉です。これは、CCDカメラから入力された画像を解析、それにより『車自身が』車の状態を判断しブレーキ制御を行うという機能です。
機能としては素晴らしいものがあるんですが…。


よしつねは、こうした機能が追加される度に『ドライバーとしての責任』が軽くなると勘違いされるのでは? という懸念があります。
無論、マニュアルやら購入時にはさんざっぱら説明があると思うのですが、こうした機能って、得てして『適切に使用されない可能性がある』んですよねぇ。
また、機械的な誤動作や、機械的な誤動作を逆手に取った責任逃れというのが僕が最も懸念するところです。


革新的な技術を投入するのはいいことだと思うし、人間のカバーできない部分を車でカバーするというのは当然の事であるとは思います。
しかし、それは全て『ドライバーの責任』が伴ったもので無ければいけない、と思います。


…と言う訳で、真・νよしつね号の感想、中間報告でした。
実際に乗ってみたい人は、一声掛けて下さいましね。

*1:今度こそ今モデル最終バージョンのF型になるんだろうなぁ

*2:初出の時は、機械的にも人間的にも必要、となっていました。nekoさんサンクスです