昔の人

日記を眺めていたら、面白く読ませてもらったものがあったので。



これは、やなせたかしという人がバリバリの戦中の人であり(その後の演出と言う名の改ざんがあるものの)基本的には戦争体験とその後、それからキリスト教徒としての要素が絡み合った結果だと思います。
だから、戦争を体験していなかったり、キリスト教に対する知識が少ない場合はキモく映っても仕方の無いことだと思います。


演出的な話での『専守防衛』というと…例えば、攻殻機動隊ですらSACでは攻性の組織ではない事*1から、そもそも日本のTVというメディアでは流しにくいんじゃないかと思う節があります。裏取りも何も無い、単なる想像ですが。
少なくとも、GIジョーの様にコブラコマンダーの居場所が解ったからって、強襲揚陸機で突入、ってのは流せないんじゃないかと。
それにしても、解りやすくてすっきりした書き方はとても好感が持てました。
件の好きを貫くのアンチ意見とは大違い。


んで、昔の人というとこれも面白かった。



nekoさんがぶった切る時、特に真っ二つにする時は『とてもすっきり』していて読みやすい。


僕としては、昔の日本もそれなりにアレな犯罪はあったんだと思います。
絶対数としては少ないのかもしれませんが『知られなかった』という部分が大きい。そして、模倣犯が少ない代わりに特殊性の高い犯罪も多かったんじゃないかな。
今はその逆で、ネットの普及からか模倣犯が多い、故に特殊性の高さというのが際立つ、と。


それにしても拉致強姦が合法と言い張れるなんて…そんなんだったら僕はもう、何回拉致を依頼しているか数知れずになっていると思うぞ。


逆に可哀想だなぁ〜と思ったのが血液型の話。
そも、文中にもあるとおり、ABO型で性格をカテゴライズ出来ると思っているところが、お脳の程度を疑うのを通り越して、本当に可哀想*2だと思うのですが…。
理科の化学反応と遺伝子工学をごっちゃに出来る無知と無神経さが全てを物語っていると思うんですけれどねぇ。
そして、性格ってのは要素はあっても一定ではない、という点を忘れてはいけません。
簡単に言うと、機嫌の良し悪しやハンドル握ると性格が…と言う訳で、ちょっとした条件付けで変化するものを、変化が殆ど無いものでカテゴライズ、という時点で無理がある。

*1:無論、演出上、事件がなければ(タチコマを上手く使わない限り)物語として面白くならない、という点を除いても攻性ではない。ちなみに原作では人形使いの出会いの後、テロ組織の暗殺という手段をとっていることから、現在の日本では考えられない位の攻性の組織であると考えられる

*2:日本の算数や理科(数学や物理・化学ではない!)への理解がどれだけ少ないか、の体現。今現在、医学の世界で輸血を行う場合は数種類の血液型分析を行います。その事実を考えただけで『一つの血液型規格』だけでは判断できない、という事実があるのに、性格などという複雑怪奇な要素を分類するなんて…!