まず間違いなく決定 真・νよしつね号 〜よしつね、すっかりディーラの策に嵌る

先週末は結局乗れなかったのですが…今週、改めてレガシィの試乗を完了。


いやもう何というか…。
不器用な振りして、奴らは商売がとても上手いんじゃないか?
と、思わせられるくらい、ディーラの術中に嵌るよしつねでした。今回は。
結局、今回は間違いなくレガシィB4に決める事になりそうな確率が相当高くなりました。あぁあ…ここ数年は無借金経営だったのですが…いやいや、借金も財産のうち、十分返せる算段も付いたので、ここは一つ…!


さて。ここでよしつねがどのように騙されたかというと…。
レガシィレガシィでも、レガシィB4のトップスポーツグレード、GT spec.Bの、しかも6速を持ってきたという、実によしつね好みの罠に掛けてくれた次第です。
最初はですね、ツーリングワゴンのATしか用意出来ない、って事だったのですが…それが気が付けば『渋谷本社から八王子登録の奴を、無理して回してもらいました!』ニヤニヤって感じで余裕の対応ですよもう!
『とりあえず、通常の試乗ルートを回ってください。乗り足りなければ、見積の説明後に高速でも如何ですか?』ニヤリとまぁ、余裕綽々ですよ!
内心いかんなぁ、これはもう、買わせるつもりで用意したんだ、間違いないなぁ…あ、やべ、今、僕、くらっと来てる…と思いつつ、無理矢理にでも『ハハハハハ、こやつめ!』と無理矢理にでも余裕の笑顔を作る次第。


それで乗ってみた感想としては…。
プレミアムスポーツの名に恥じない、いい感じの仕上がりで、本当にヤヴァイです。もし金さえあれば『おっもちかえりぃ〜』ですよもう!くうっ。
若い営業のおにーちゃん*1を連れ立って、いざ出発。


まず街乗り。
1速から3速のトリプルコーンシンクロがひじょーに上質で、よしつねのへっぽこシフトでもとても滑らかにつながるんですね、はい。
サスの動きは俊敏にしてマイルドというよしつね好み。もう流石にスポーツ一辺倒は無理、と感じる今日この頃ですが、まったり走っていても『その気にさせる』ってのが上手く、しかもちょっとしたワインディングでもついて来てくれるポテンシャルを感じました。
噂のSI-Drive*2は乗った直後はSモードだったのですが、Iモードに変更した途端、随分となめらかで大人しい感じになりました。


翻って。
よしつねのホームコースである某所まで走ったところでS#モードに切り替える。
アテンザではちょっと雑っぽくフィーリングとして硬かったけれども、レガシィはやっぱりレガシィ、質感がとても上がっているのを実感すると共に、サスペンションの熟成を感じる。横Gに対しての耐性も*3かなりいい感じ。限界域までは流石に攻められなかったものの、ちょっとハイテンションに運転しても車に十分の余裕がある。


最後に湾岸で高速を。
ここはもうレガシィの得意なステージ。驚いたのは室内の静粛性。回転を安定させると、十分に会話が楽しめる。
地面のギャップに対するサスペンションの動きはルーズでもタイトでも無く、しかししっかり拾ってくれる。
そして一番は『高速クルージングでも安定している』という点。今まで乗っていたレガシィは高速ではハンドルの切れを考えるとちょっとナーバスすぎる感じがして、車がふわふわした感じが出ていたのですが、それがびしっと安定した感じに変わっているのはとても良かった。


そして最後。
いよいよ以て、価格交渉なのですが…正直、今のレガシィはマイナーチェンジ前ですし、年末のこの時期、価格競争も一段階引き上がる*4のでお勧めなんですが…。
未だにオプション、特にオーディオとチューニングパーツのトレードオフに決着が付かないという状態でして…。
個人的には、同じ10kg増ならば、サブウーファやスピーカーを大量に積むくらいならば、ラテラルロッドのピロボール化、ロアアームバー装着、ギアシフトレバーのショートストローク化をしたいと本気で悩んでいます。


…ま、この辺がでっかい買い物の楽しいところ、何だけれどね。
もうちょっと悩んでみます。*5

*1:受付のおねーさんと変更、なんて贅沢は言いませんよええもうハイ

*2:車のパワーフィールを変更する装置。シフトノブの後ろにあるダイヤルを操作すると、200馬力程度に出力を抑えるインテリジェント、通常のフィーリングであるスポーツモード、そして高出力のスポーツシャープモードを選択することが出来る。これは、スバルの車がバイワイヤ、つまりアクセルを踏んだ量を電子的に検出して、アクセル開度を制御する装置のお陰。極端な事を言うと『アクセルの感度変更』であり、例えばアクセルを半分踏んでも、インテリジェンスモードでは25%しか反映しない、逆にスポーツシャープモードであれば75%に増幅して反映する、という簡単な仕組み。無論、もう少し凝ってはいる、ではあるものの…意外に便利だったりする。正直なところ、街乗りで280psは必要無く、逆に峠のワインディングではアクセルが敏感に反応してくれると楽しく走れるし。但しこのSI-Drive、賛否両論らしい。そりゃそうだ、ドライバーの負担が一つ増える訳だし…でもよしつねは『あえてドライバーに選択を与える』という点に好感が持てます

*3:spec.Bの18インチとサスペンション、だからかもしれないが…

*4:レガシィだけでなく、インプレッサSTIですら、価格交渉はアリ、という状態です。インプレッサハッチバックになって人気に翳りがあるのですが、個人的にはセダンより戦闘力は上がっていると思う。実際、ラリードライバーの殆どは『レギュレーションさえなければ、フロントは極力削り込みたい』と考えているだろうし、昔の様にフルカウンターでのドリフトってのは『スピンモードでも無い限り』したくない、というのが本音だと思うしね。確かにホットなメーカー製チューンという意味ではSTIに期待する部分はあるのだろうけれど…よしつねとしては、現在のスバルの路線は好ましいです

*5:実は、BMWの130i M-Sportも多少なり気になっている次第…