冬季五輪

うーむ、日本人のフィジカルじゃ3Dはまだまだ無理がある気がするなぁ。頑張って欲しいけれど。


よしつねが冬季五輪で一番面白いと思っているのは、ビッグエアスノーボードモーグルでもなく、スーパースプリントなスピードスケートでもないんですよね。
バイアスロンこれに尽きます。


バイアスロン、名前の通り二つ*1の競技…クロスカントリーとライフルを組み合わせた競技なんですが、これが実に面白い。


絶対的なフィジカルを要求されるクロスカントリーと、コンセントレーションが最も重要なライフル、静と動の組み合わせの妙もある上、スプリントともなると、クロスカントリー時のデッドヒートはかなり熱いです。しかし、ライフルで逆転されたりと。


上位の選手ともなると、心拍数を一定以上にしないペースを維持し、一定の心拍ででライフルの照準をコントロールするという、地味だけれどとてつもない技術が見られます。まさにスネークさんも真っ青のフィジカルコントロールです。ジアゼバムなぞ使わず、しかも22LRなんてあっという間に風に流されてしまう弾丸を50m先に叩き込むのですから。
フィジカルと銃器の扱いが必要な競技ですので、ローエンフォースメント、法執行者…つまり、元SWAT*2隊員やら軍人が強いのは、致し方の無いところですが、実は日本人も入賞するなどなかなかの活躍もしております。


…とまぁ、これだけ面白い競技ではあるのですが…なかなか放送されないんですよね。見た目はちょっと地味だし、銃器の理解が低い日本だと、どうしても他の…特に、メダルを取れる競技に行ってしまいます。


パラリンピックの競技種目でもあるバイアスロン、一度見てみては如何でしょうか?



*1:近代五種という、人としての限界に挑戦する競技の中にもピストルがありますが…これは面白いことには面白いですが、いかんせんスピード感に欠けます。また、日本人の得意な競技であるにもかかわらず、アトランタシドニーでは出場できませんでした

*2:最近、米国ではSRT:Special Rescue TeamとかHRT:Hostage Rescue Teamなどに呼称を変えています。Special Weapon And Tacticalという言葉のイメージが良くないそうだ。日本ではSAT:Special Arrest Teamと呼んでますね。実はちょっと前まではSpecial Attack Teamかと思ってました…