その名はさくらたん

よしつねは基本的に、シングルタスクな人間である。だから、ゲームなぞやっている時に仕事の電話が掛かってきても、最低限必要なところをメモったら残りの会話はメモリーしつつもその場はスルー、というのが大半である。これが、よしつねうかつな奴説の元凶であるが…。
流石に運用管理Solaris300台はちょっと、という話を派遣会社にしたところ、
「これは私のお勧めの方なんですがね、設計、サーバ構築、セキュリティ…まぁ、インフラ整備関連ですね」
「あ、そっちの方がいいです、それお願いします」*1
「実は私と15年来の付き合いのある会社でして」
「はい、頑張ります。顔合わせ、よろしくお願いします」*2
「ところで…よしつねさん、携帯の番号、変わりました?」
「いえ?間違っていました?」
「何か…妹さんですか?女の方が出て、その、」
「いえ、携帯はいつも僕が持っていますが…念の為にもう一度、番号お伝えしましょうか?」*3
そして、事無きを得たように思えてHalo2再開、時は流れる…。
翌朝。
目が覚めて目覚めの一服をしていると蘇る記憶。
「そうか…そういうことだったんだ…!わかったぞ、お前達!」
ΩΩΩ < なんだってー!!
何か妙に言いよどんだ部長の口調、如何にも禁忌に触れるような感じ。そして最も重要なのが「妹」というキーワードだったんだよ!
よしつねのpreminiには伝言メモ機能が実装されているのは知っているな? 久々のおもちゃを手に入れたよしつねは喜び勇み、WallPaperを片っ端からダウンロード、そしてふと気付いたんだ…このままではタダのpreminiだと!!
では、よしつねはどうやって「特別のpremini」にしたんだ…?
つまりだ、特別という事を知らしめるためには、自分だけでは駄目なんだよ。そう、電話を掛けて来た人間に知らしめる…そして、よしつねは仕事中、殆ど電話に出ない!!
判ったぞ…そういうことか…そんな恐ろしい事が…!!
そうだ、よしつねの伝言メモの応答メッセージは丹下桜嬢・伝言応答メッセージ、しっかり者の妹バージョン」が録音されていたんだ! しかも、よしつねのオリジナル編集による15秒バージョンなんだよ!!
・・・・・・・。
「それじゃ人類は既に…」「一体どうすれば…キ●ヤシさん…!」
「うろたえるな、お前達!!」

そして、よしつねはこの週末、伝言メモ機能をプリセットメッセージモードに変更しましたとさ。
うっおー意外と忘れるもんだねぇ。わはは。

*1:心理的翻訳:だったらさっさとそっち紹介せいよ、余計な時間を取らさず!

*2:心理的翻訳:微妙な縁故関係だが…まぁいい、責任は僕に無し、よしとしよう

*3:心理的翻訳:はぁ?掛け間違いじゃねーの?しょうがねぇなー全く