スケートは爽快感だ! JSRFの巻

アンダスタン・アンダスタンド・コンセプッ・ザ・ロック!!
天空2の爽快感の無さにげんなりしつつ、気分を一新してヨドバシの特売で手に入れました、ジェットセットラジオフューチャー(以下JSRF)です。
もともとは、ドリームキャストで出ていた、ローラースケートで町中を爆走するってゲームです。セガらしい、非リアル系で爽快感のみを追求したゲームなんですが、とにかくジャンプの爽快感はSSX3に匹敵する気持ちよさです。
このゲームの基本は町中をローラースケートで爆走しつつ、スプレーペイントのボミング*1かましたり、ライバルとレースやフラッグゲット、トリックメイクをしたり、私設ケーサツにタックルをかまして転がしたらグラフィティとかもう脳汁溢れまくりの妄想追求型なゲームです。
特にこのゲームの特徴はグラインド*2にあります。殊更すごいのは電柱グラインドという、まるで小学生の脳内産地直送なネーミングですが、そのトリックも豪快を通り越して笑うしかないものです。もう物理法則云々以前の問題です。
やり方はただ一つ。電柱に向かって銃夢でやってたデスボールの選手よろしく、全力で直撃すると電柱をしゃがみながら駆け上がります。
もうこれだけでアドレナリンブースト状態なんですが、更に凄いのは、グラインド中にトリックを決めると凄まじい速さになり、レールの続く限りそのスピードで駆け巡ります。
電柱に全力ダッシュの後にヘイヘイイェイイェイ言っていると、直角コーナーだろうが上り坂だろうが俺の前には道しかいねぇという状態になります。もうなんかどうしちゃったんだろうオレ、物理法則って何?でも気持ち良いからいいやうん。
基本的にはグラフィティを決めるゲームなので、ソニックみたいに行きたいところになかなか行けないというジレンマもありますが、プレイヤースキルが上がれば電柱グラインドで高さを稼いだらレール上でトリックを決めまくってMAXスピード、で、エアトリックを決めつつダイブ中にグラフィティを決めるというドラゴンボールエアマスターかよ的な荒技も比較的簡単に出せます。
SSX3ほどテクニカルではないですが、お手軽に大ジャンプの爽快感を楽しめる点はSSX3以上かもしれません。それに、音楽が有名アーティストではありませんが、かっこいい点もお勧めです。ヒップホップ、トランス、テクノを中心としたアップテンポの曲ばかりというのは非常によしつねの好みだったりします。
難点といえば、後半になると地形が複雑になるので、操作のテクニックが重要になってくるところかな。チュートリアルで練習できるので、勘所さえ掴めばあとはひらめき、注意力だけなんですが、この辺がちょっとやっかいです。
とまぁちょっとうるさめに書いてみましたが、xbox持ちならば、一度は遊ぶべきだと思います。このエアの爽快感はちょっと普通じゃないです。値段も今ならば2,000円を切っている場所もあるだろうし、中古もあると思います。

*1:ゲーム内ではグラフィティと呼びます

*2:先のスノーボードで言うところのレールスライドのこと。レールの上でローラーを直行させて滑る。現実には数メートルもグラインドさせたらプロ級だけれど、このゲームではキロに届くんじゃね?というくらい滑りまくります