何で僕は190kmも離れた場所で

ビールとバイキングを堪能しているんですか? ここは那須高原、銀河高原那須ビール園。ビール工房というからには、もっとでっかい場所を想像していましたが、でかいにゃでかいが、想像の範疇でした。

事の始まりは僕の「美味いビール飲みたくね?」の一言に妹が過剰反応して「だったらビール園とかその辺じゃない?」「あ、そう。今日一日暇だから…那須にビール園ってあったよな。調べてみっか。」ということで、那須まで行く羽目になった。

僕の距離感覚としては「那須って館林のちょっと北あたりだろ?」という、非常に適当な思い込みをしていたのでそこで距離的には3/5であるという重大な事実を認識したのは蓮田のSAで渋滞情報を調べた時。
ハッキリ行って、ロックハート城あたりでお茶を濁したくなったが、時間、ガス残量、疲労度を考えるとこのまま行ってしまったほうが楽と言う結論に達した。100km/hから140km/h*1にクルーズスピードを上げて那須へひたすら走る。

何とか那須に着き、2分ほど迷った後にビール園に到着。時すでに14時を回っており、速攻バイキング受付を済ませて食事を開始。餓鬼のように食いまくる。焼肉はあまり美味しくないのでキャンセルしていい、という前評判だったが、ビールを飲むならタン必須やろう!という強硬な意見で焼肉バイキングも付ける。どうせ痛むのは僕の財布だ。ビールもピッチャーで頼んでやれ。
食事でよかったのは、焼肉のタン、中華粥とデザート。タンは柔らかくてでかく、粥はピータン入れ放題、デザートは自分でソフトクリームをベンディング出来るのが楽しい。ビールは白ビールを注文。スパークリングワインとビールの中間の味わいが食欲をそそる。饗宴は50分ほど続いた。

このまま帰るのもなんだし、いろいろと見られる場所があるんで、酔い覚ましに回ってみる事にする。まずはビール工場見学。
一番の目玉でもあるビール工場見学は、でかい機械が並ぶだけでも壮観だが、醸造施設の中に入ることが出来るのが楽しい。封入施設は稼動していなかったので寂しかったが、醸造施設の麦の薫り*2が非常に心地よい。その後に、生のホップの薫りを嗅ぐ事が出来たが、苦みのホップの薫りがかなり刺激的であったことだけを書き添えておこう。
次にガラスミュージアムを見学。色々な石やらガラスの加工品が置いてあった。加工品の値段はピンきりで、縁起担ぎのサイコロ300円から、30万円近いモニュメントまで。ちょっと面白かったのでデジカメで写真を撮っておいた。しかし本気でゲットしたくなるものは…ちょっと無かった。
次に世界の絵本館。世界と言っても、北米と欧州圏の絵本だけだったのでちょっと不満です。それから言語も日本語と英語だけだったので…チェコとかキリルとかあったら面白かったと思うんだけれどな。
最後には銀製品を扱うお店へ。どうもこの店は面白みが無かったと思う。ドリームキャッチャーとか天然水晶とか「おっ?」と思うものは置いてあったけれども、殆どはリング、ピアス、ネックレスだったのでやはり食指は動きませんでした。
オーラスは銀河高原の売店。これは目移りしまくって困りました。ヴァイヅェンの1.5リットル瓶とか0.9リットルプレミアムボトルとか…。とりあえずは複数の味が楽しめる350mlのギフトセットを購入。他にも燻製やらチーズ、その他もろもろ酒のつまみにもってこいのものがいっぱいあったんだが、渾身の意志力でねじ切る。

で、まぁやっとの事で家路に着こうとするときは17時直前。駐車場までの道のりですっかり酔いが醒めた・・・と思ったんですが、旋回中にアクセルを踏みすぎ、水溜りを踏んで思いっきりリアを振り出してしまう。妹は唖然とする中、僕と由衣は大歓喜調子に乗って4回ほど振り回してみる*3。やはり車の調子は物凄く良い。しかし、このまま高速に乗るのはちょっと危険だったので、那須入り口の手前のセブンイレブンでダイエットコークとヴォルビックを買って一気飲み。酔いが一気に醒めた気がした。
夕暮れの中、東北道を160km/hクルーズ*4でひたすら走りました。燃料がぎりぎりだったんで。帰りは渋滞も無く、20時には家で待ったりとしていました。

*1:正直な人のために言っておきますが、よしつねの脳内妄想速度です

*2:匂いじゃなくて、薫り。これポイント

*3:サイドターン、アクセルターンを繰り返し

*4:重ねて申し上げますが、脳内のスピードメータが指し示したものです