ジパング
アニメ版をまとめて見る機会を得られたので。
このアニメ、とにかく描写に説得力がある。対米空母ワスプとの戦闘シーンをまとめてみたのだけれど、イージス艦みらいの描写が実にリアル。
ちゃんとフェイズドアレイレーダの中身が六角形のモジュールで描かれていたり、トマホークのベントの開放が三段階になっていたり、そのトマホーク本体の発射後に安定翼が展開したり、トマホークの飛行時に噴煙が出ていなかったりとまぁ、本当に説得力がある。
また、主砲の動きも演習の動画で見たものとそっくりでこれまた驚き。
ちょっと気になったのが、ドーントレスがみらいへ特攻をかけた時のダメージが意外に少ないこと。CIWSを散々叩き込んだ、という事でフォローしているのでしょうが…ちょっと、ご都合主義を感じました。
アニメ版では海自の協力があって、原作と設定がちょっと異なっている*1みたいですね。
個人的にはバウスラスターが無くなっている!? というのが一番驚きました。まー、魚雷発射管を装備しているのにバウスラスターってのはどーもねぇ。
みらい自体、リアルの海自が装備しようとしているこんごう改にティルトローターとトマホークを積んでみた、そんな感じの設定ですからね。説得力があるのも頷けるというものです。
ちなみに…こんなの見つけました。
原作では徐々にトンデモ兵器化していますが、アニメの方は素晴らしい出来だし、自衛隊の苦悩などの人間模様も面白いのでお勧めしておきます。良いところで終ってしまうので、それが残念といえば残念、なのですが…。
しっかし…これだけマジで作りこんでいる*2、そんなジパングを見る度にタクティカル・ロアの設定の適当っぷりったら! 誰かスタッフに突っ込めよ! …と、思うのは僕だけですか?