浮世離れ

まぁ、色々な意味がある今回のタイトルですが、まずはこれ。



どうしても、技術者ってのは浮世離れしてしまうというか、世間が見えないんだなと思うのがこの一言。

ライブドアの前身、オン・ザ・エッヂ元取締役の小飼弾氏もブログで「少なくとも『東証は止まったけどうちのサービスは止まりませんでしたよ』ぐらいは、言う資格があると思う」と指摘している。

今となっては、縁もゆかりも無いってことで…もしくは、ITmediaに上手く乗せられたから、かもしれないが、ユーザが見えていない、使う方の身になっていない、慣れないというのがありありと解るセリフだと思う。


そも、ライブドアの技術者たちだって、上があれだけの…インサイダー取引とかその辺はさておいても…あんな、アフォ丸出しな忘年会などをやらせてあげる下支えをしている、という点に疑問を持たないというのが、駄目なんだと思う。企業として。


んま、ひとんちの事はさておき。自分ちの事。


今の僕が働いている会社は、スーパーの親会社です。
よって、今までのようにネットやサーバなどのインフラをいじるだけでなく、時にはレジをセットアップして送ったり、ポケットプリンタを稟議書切って買ったり、お客さんであるスーパー*1へ言って、機器の扱いの手ほどきをしたりとまぁ、今までとは比較にならンくらい忙しい、という訳です。


…で。
スーパーなんですから、当然食料品は扱いますし、うちはちょっと変わった食材を扱う事で有名なところ*2です。当然、卸し担当の社員さんもおり、そうした人たちと仲良くなると、荷崩れ品や試供品を回して貰えるのですが…。


今日は力仕事が多かったんですね。
とにかく台車を使ったとは言え、PCを上へ下への大騒ぎ。午前中は変なテンションで持つものの、昼飯を食べて小一時間もすると、もう嫌になってきたところなんですが…。
「よしつねさん、ちょっとお願いします。」
「はいはい、なんでしょう?」
「これなんですけれど、何とかなりませんか…?」
「ああ、ちょっと代わって下さいね。」
…とまぁ、ここではすっかり、おなじみのパターンで、ちょっと間違えちゃったとか、そういう類のフォローをした次第。
さっさと終らせて、PC運びを再開したのですが…。


さっき、僕を呼んだ人がダッツ…アイスクリームのハーゲン・ダッツのパッケージを持って、こっちに来るんですね。一抱えも持って。思わず、
「…いいなぁ、それ。」
「あぁ、良かったらどうぞ、これなんか無難でいいんじゃないですか?」
貰えたのは、ダッツのクッキーアンドクリーム。一番好きなダッツのバー。


でも、良く見ると、何かおかしい。
「うぉ、広東語ですかこれっ?」
「そうなんですよ、今度仕入れてみようかと思って。味は同じですからどうぞ。」
「あはっ、じゃ、ありがたく♪」
確かにパッケには広東語と思しき中国語が踊っているのですが、味はしっかりハーゲン・ダッツ。
ちょっと疲れたよしつね、至福の7分間でした。



*1:…と、言っても、同じ会社ですからね。大概は「本部からのお偉いさんが来た」扱いで、それはもう…

*2:このあたりで察しの付いた方、鋭い!でも、ここでバラすのは無しね