不思議な油断感覚 〜ホワイトバンドの問題点

最初は大佐Blogの方にリンクされていたんだけれど、まとめページにシフトしたところで、突っ込んでみようかと思いました。



ぶっちゃけ・・・僕と僕の友人、知人、まぁ何らかの縁故のある人以外が、何をしようと知ったこっちゃないが・・・僕が本当に怖いなぁと思うのは「油断してない?」ってところだと思っている。


ホワイトバンドに限らず、世の中の集金システムってのは実に多く存在していて、しかも完全に合法なもの*1からグレイゾーン、はたまた違法ギリギリから違法なものまで多種多様に存在している。


・・・で。
いわゆる「善意に基づく」とか「慈善」って要素が多分に含まれる集金システムは、昨今の事情から「ハナっから疑って然るべき対象である、と断言できる」と僕は思うのですが・・・。
例えば、年末に集金しに来る、訳のワカラン組織からの「障害者作成の粗悪化学雑巾、ネクタイ売り」やら、何処へ納められるか全く解らない街頭でのバイトによる募金風の集金活動、そしてこのホワイトバンドである。


自分でも、全くイヤな性格をしている上に、他人を信じるくらいしてやれよ、とは思うのだけれど、素直に生きるにはあまりいい経験値の貯め方をしていないんでね。どうも。だからこそ、他人が見ようとしないものを見ようとしたりするんだけれど。


さておき。
どう考えてもさ、不自然だと思わないのだろうか?
たかだかゴム製だか何だかの腕輪である。特別な意匠が凝らしてあるわけでもなし、アスタリスクが三つ書かれているだけの「二束三文にもなっていないわっか」ですよ、ええ。


「募金じゃないんだ、これを身につけることによって、世界の貧困対策を国策レベルにまで押し上げようというプロバガンダプレスなのだ」*2
というのが、これの目的なのだが・・・じゃあ何で「糞の役にも立たないホワイトバンドなの?」ってのが、よしつねがもっとも不可解と思うところ。


別にさ、白い携帯のストラップでもいいじゃん。そもそも、何でわっか売るのよ。
決意表明だったら、何でも良いんじゃないか?
声優ファンのカラーバンドよろしく。
意志表示ってんであれば、白ければスノーマンだろうが、ビバンダムだろうが、連邦のモビルスーツでも、首鉢巻きでも、ドリキャスでも、PS2セラミックホワイトでも何でも良いわけだ。
そういうキャンペーンにすればよい。
そこに何故、金銭が絡む? 売買が発生するん?


そして、あまりに気軽に「善意」を切り売りする方にも、僕は問題があるんじゃないかと思う。
このアンチホワイトバンド*3活動にしたってホワイトバンドを買った後では、何を知っても遅い」と思うんですよね。
だから、買う前に本当に自分の善意を託せる相手なのか、という点の検証を怠るべきではないと思う。そしてそれは、常に。


最近思うんだけれど、そういう「防壁が弱い人間」が多いと思う。
だから簡単に犯罪に巻き込まれたりする人間も多いと思うんだけれど・・・本当、油断という言い方も適切ではないのかもしれない。
状況判断とか・・・?
つまりは、己を取り巻く環境や条件の把握、そして物事の本質を見ようとする「意志」*4が欠如しているんじゃないか?と。


まとめ。
騙すな、騙されるな。

*1:僕に言わせると、年金は今や完全に合法な集金システム化していると思う。個人的には税金と捉えて放置しているが。もしくはノブレスオヴリージってちっぽけなプライドを満たすため、わはは

*2:よしつねの脳内意訳。間違っていたら指摘してくれると嬉しい

*3:この言い方は適切ではないかと思うが、あえてこのまま行く

*4:これは力なんだけれど、そうした力は、そうそう養えるものじゃないと思うし、それがある人間は、一方で不幸な人間なのかもしれない、と思う