休日昼間美術館の旅+映画・オペラ座の怪人

さてさてさて、今やこの日記の定番となった、デートのログです。
今回は上野〜有楽町を移動し、ド定番な美術鑑賞と映画ということでお話したいと思います。ちょっとでも参考になると良いなぁ。
いやまぁ、基本的には惚気話、なんですけれどね(苦笑。


5/5、こどもの日は見事な晴天に恵まれて、よしつね的には汗だくという…ちょっとアレな天気だったのですが、まぁよしとしようかな。
待ち合わせは東京国立博物館前。それにしても、日比谷線上野駅から博物館へ向かう道のりは暑くて混んでいて…あああ、会う前に汗だくになっちゃうよ…というか、なった。くぅ。
何とか、遅刻せずに待ち合わせ場所に…既に到着している彼女。
「いやぁ、お待たせ!」
すっと腕を取る彼女。
「ううん。お腹空いていない?」
「大丈夫、少しだけだけれど食べてきたから。」
「そうか…じゃ、先にはいろっか?」
「? あ、うん、そうしましょう。」
流石に14時近くはまだ日差しが強い。日傘を忘れた彼女の為に、貸し出ししている日傘を差してあげると…また、さっと手を握ってくれる。
ああもう、何てこう、僕のしたい事を先々に…。
展示場所は平成館、チケットを渡されて、ゲートをくぐるとエスカレーターが。何気なく腰に手を回して…。
「ぅんっ…くすぐったい…!」
「あ…ごめ…。」
「じゃ、こうしよう?」
僕が左に回した手を彼女の右手が取る。そして、その手を組む…。ちょっと、美術展でとる格好ではない、のかもしれないが…んなこたぁ、知ったこっちゃ無い。*1
少し、トイレで汗を拭きたかったので、一度離れる…あれ? いない!?と、思ったら音声ガイドを借りていました。本当に気が利くなぁ。
「はいじゃこれ、ヘッドホンを着けて…はいっ。」
うわ、何かこういうの照れくさい…と、手を取られ、腰に廻される…えっと、このままで、いくんですかぁと聞く間も与えられず…また、またっ、汗が吹き出てくるんですがっ。
「…ちょっと、暑いよね。」
「うん、ちょっとね。」
「あの、ごめん、汗でぺたぺたしちゃってて。」
「ん?全然平気だよ?」
うわ…もう、こっちの方が困っているのにぃ…でも、嬉しすぎる…。
それでは、ベルリンの至宝展、いってみましょう。

  • 中は大きく分けて10のブロックに分かれています。
  • オタ知識の見せ所といえば、エジプト、ギリシャイスラム。中世ヨーロッパ彫刻。
  • 特にギリシャ神話やエジプト神話は、語りを入れるのにもってこい。
  • イスラム美術はコーランの大きさを前もって言っておくといいかも。
  • コインコレクションも、ギリシャ神話の知識の振るい所。
  • 基本的に音声ガイドを借りる事をお勧めします。
  • GW中ははっきり言って、無茶苦茶混みます。そのつもりで行くように。
  • いちゃつける場所ではないのですが…まぁ、その、それなりにいい雰囲気ではある。
  • お土産、パンフは異様にかさばるので、そのつもりで。
  • 回る時間は2時間くらい。余裕を持って観賞しよう。
  • 飲食、トイレはあらかじめ済ませておこう。
  • 会場はあまり冷房が効いていないので、抑汗剤をつけておくと良いかも。



今日は彼女、眼鏡を忘れていて、解説を付け加えながら周りたっぷり3時間、美術鑑賞となりました。
この手の…芸術作品を鑑賞する心構えとして、絶対的に必要なのは気楽に行くこと。判らないものは判らないで捨て置いていいし、判るものやちょっと語れる事があれば語る、そして音声ガイドに頷いているだけでも充分楽しめます。
さて…日差しも落ち着く16時過ぎ。
喉が渇いたので、二人で飲み物を買うと…。
「どこか、落ち着ける場所って無いかなぁ…?」
「うーん、やっぱり上野公園まで行った方がいいかな。」
「じゃ、行こう。お弁当作ってきたんだ。」
「…え!?まじっ!?」
「うん! …あんまり期待されても、と思って、内緒で作ってきたんだけれど…。」
「早く言ってよ!もう、だったらすぐに食べたのに…重かったでしょう?」
「いやでも…あんまり上手に出来て無いし、嫌だったら…。」
「そんな事無いって。僕のために作ったってだけで、食べない理由は無いです!」
そんなやり取りをしながら、上野公園を暫く散歩して…公園内へ。
あまりいい場所では無かったけれど、公園の桜並木の下でシートを広げて*2、お弁当開始。
「あんまり上手に出来てないし…ウィンナー、焦がしちゃったし…。」
「そんな事無いって…ん、ん…美味しいじゃないですか。普通に。」
「…本当はもうちょっとレベルアップしてからと思ったんだけれど…。」
「じゃあ、次はレベルアップしてから。でも、いつでもまた作って下さいよ。」
確かに、上手とは言えないかも知れないが、僕は好みの味付けだったし、なによりよしつね専用お弁当一式ですよっ!専用…それは軍人のステータスシンボル。お弁当…それは、全男子憧れのアイテム。萌え系筆頭のよしつねさんには、アルテマウェポンクラスの破壊力を持つ。
ひとしきり平らげると…彼女がすっと寄り添ってくる。この自然な感じが何とも言えない…よしつねの萌え琴線をダブルハンド奏法ですよもう…。
そして、人目もはばからず…。


ええ、諸般の事情により検閲削除です。


もう少し、静かなところへ移動しようか…という事で、少し駅の方へと歩く。
なかなかいい雰囲気のところは無いのだけれど…上野の西郷像の前にて、少しゆっくりしようということになる。上野駅の中央口を見下ろすような場所である。
「♪〜♪」
「ん?」
「こうして…えい。」
彼女を後ろから抱きしめるような形になると、先程の弁当箱の入った袋を目の前に置く。丁度前が隠れる感じになる。後ろから回した手を…彼女は胸元の下へと持っていく。
あのっ、あの…当たっているんですがっ…ってお、お?あの、鷲掴み状態…く…嬉しいけれど、死にそうに苦しい…。
そして、


…もう、いちいち書く必要も無く検閲削除です。


はぁ…もう、映画なんてどうでも良くなってきた。ずっとこのままでいたいんですが…流石に我慢の限界突破、そっと胸元に手を差し入れようとすると…。
「…だぁめ、まだ暗くなって無いでしょ?」
「うん、ごめん…。」
「んふっ…後で、ね?あっ、もう…動いたっ。駄目。」
「だって…その、うん…。」
藻前らっ!来ましたよっ!本日の姉萌えタイムがっ!
言うまでも無いことですが、下半身なぞもう臨戦態勢どころか、暴走しっ放しです。いい加減、制御するのが馬鹿らしくなってきました。こんなになっているの、絶対彼女だって気付いているだろうしっ!
僅かに肌寒くなってきたのと、そろそろ上映時間という事で、山手・京浜東北で有楽町へ。丁度座れる場所が鉄の棒がある場所しか無かったのだけれど、手はずっとつなぎっぱなし、でした。
さて。
映画・オペラ座の怪人日劇2で上映しています。この映画、件のミュージカル・オペラ座の怪人の完全映画化で、ミュージカルと見比べると色々と面白い映画です。
映画自体は舞台の論理をそのまま映画にしたことが賛否両論、でも僕はなかなか好みな映画となりました。
それでは、日劇オペラ座の怪人について語りましょう。

  • 日劇は完全指定席です。シートは比較的ゆったりしています。
  • 一応5.1chですが、オペラ座の怪人ではサラウンド感は微妙。
  • ドリンクホルダーがあるので、飲み物を買っておこう。
  • オペラ座の怪人はミュージカルをそのまま映画化している。解釈の違いを楽しもう。
  • 映像は流石に映画。カットもいいカットが多い。
  • テーマソングや劇中歌もアレンジこそあるものの、そのまま。
  • ファントムがちょっと、猟奇チックに描かれている。
  • ラウル君の終盤のへたれっぷりは、ある意味好感が持てる。
  • …女性は強しっ!という仕上がり。
  • 翻訳はトダナツ。一刻も早く逝って欲しい。とにかく超クソ訳が多すぎる。
  • 難しい英語は殆ど無いので、語感から自分で意訳すると通りが良くなる。
  • 彼女と見に行った事を差し引いても、手元に置きたい映画の一本。



上映中、ずっと左手は彼女の右手を握り、その上から彼女の左手に握られて…幸せでした…。
パンフレットを購入後、少しゆっくりできる場所を探して、東京国際フォーラムへと向かう。大した夜景では無いが、意外に静かで、人気が少ない上階を目指す…が、外周に沿って歩いていくと、意外に遠い。しかも汗が噴出してたまらない。
「…なかなか、着かないね。」
「この際だから、一番上まで行かない?」
「そうしよう。」
一番上は…流石に22時近く。人気も全くと言っていいほど無く、最下層に僅かにローディのお兄さん達がうろつく程度。二人してちょっとトイレに行く。
そして、彼女の手を取り…。
「ここなら、静かでいいかも。」
「…うん。」
東京国際フォーラムの最上階、妙なオブジェの置いてある踊り場の、柱の影で…。
そこで僕は、少し大胆になり、昼間は止められた続きを敢行することにした。
「…いい?」
胸元のファスナーを下げ、彼女を見つめると…。
「うん…でも、一言、欲しいな?」
「アテナさん…愛しています。」*3


プライベートだ皆の衆、はずしてはくれまいか。


気がつくと、23時を回りそう。
「アテナさん、明日は…仕事でしたっけ?今日はゆっくり出来ます?」
「うん…嫌じゃないんだけれど…もう少し、時間をかけて欲しい。」
「判りました。いつまでも待ちます。アテナさんがいいって言うまで。」
更にもう少し…。


「いっやぁ…なんと言うか、幸せで気持ちよかったぁ…。」
「もうっ、そういう事言わないのっ!ばかっ!」
「だって、本当のことだもん。」
「はずかしいよ…もーっ。」
東京駅まで早足で何とかたどり着くと、彼女の終電ぎりぎりだった。
「それじゃ…。」
「ん…あ、今日はもう、止めとく。帰れなくなっちゃいそうだから。」
「うん…気をつけてね。家に着いたら、連絡、必ずしてね。」
「はい、それじゃね!」
「うん!」
数十秒と待たず、電車は行ってしまう。彼女が見えなくなるまで、ずっと手を振っていました。
しっかし…いつもは5つも年下とは思えないくらいしっかりしているのに、甘え上手で何気に男泣かせな、小悪魔さんだよなぁ…。
そんなところがまた、たまらなく好きだ。

*1:改めて言うけれど、少し前の僕だったら「人前でこんなことっ、できるかあっ!」だったのだが…それが今では…何と言うか、人格が激変した感じがする。しかも現在進行形で

*2:この辺の準備の良さは流石だと思う。僕も見習うべき、だよなぁ

*3:さて、ここで初めて名前が出てきました。流石に名前が無いと、今後ちょっとつらいので出してみました。彼女の本名を知っている人には、ああ、そういうつながり、だよねぇと納得してもらえるかも、しれません