続・マンガ経済入門

今度の話は超電導と雇用問題。どうもこのアニメ、当たり外れが大きいというか、未だバラ色の未来テイストが残っているのが痛かったり笑える。
超電導の開発競争といっても、今の日本じゃ研究施設がばたばた閉鎖させられている現状、それからゲノム、ナノテクノロジーなどのバイオ系が幅を利かせている現在は超電導、そこから発展する核融合金なぞ幾ら注ぎ込んでも元が取れるものではないので、実用化に数年、下手をすれば数十年掛かる物を当てには出来ないんでしょうねぇ…。*1
それから、妙にPCの活用を意識した作りは流石というべきなのかな。パソコン通信でしたけれど*2
雇用問題はヘッドハンティング、アウトプレイスメントとか出ていました。でかい会社にはこういう問題が山ほどあるんだろうなぁ。バイトSEの僕としては、終身雇用なぞ妄想の対象でしかないのですが、やはり会社に入って正式な教育を受けられるというのは魅力的です。しっかし、現実にはアニメの演出以上の仕打ちが行われる事になろうとは…痛い、痛すぎる。
このアニメ、全体的にはバブリーテイスト満載*3なんですが、点で見ると妙にリアルな箇所があるなぁ。
あ、次は防衛産業の噺をやってる。エグゾセだって。ありゃあ大戦略の設定値ほど当たらないんだよね*4
そしてFSX。おっ、何かまともな事を言っているぞ。イスラエルでも攻撃処理のソフトの6割をアメリカに発注している事とか。まぁそりゃそうだよな。アメちゃんに比べたら、イスラエルと言えどもゲリラ組織みたいなもんだし*5。ましてや実戦経験の無い日本の軍隊にハードはともかくソフトを構築、検収できるとは思えねぇよ。中身を構成するパーツについてはともかくとして*6

*1:個人的な希望的推測としては、超電導そのものだけでなく、そこから派生する材料、その加工技術は馬鹿に出来ないと思うのですが

*2:しかも5inchの外付けディスクドライブが付いていました。HDDは内蔵されていないんだろうな(笑

*3:製作が87年、それから日経ビジネスが絡んでいるとすれば、こういう演出になるんだろうね。バブル崩壊寸前? それとも崩壊した?

*4:ちょっとオフトピックで前にも書いたかもしれませんが、戦闘機の攻撃はロックオンを外す事はまず不可能ですが、ミサイル自体の命中率はそれほど高くない。彼我の射撃体勢にもよりますが。フックやコブラの戦闘機動が可能な現在、短距離ミサイルの出番は完全に消え失せるのかも知れない

*5:当然それだけではなくて、アメリカとイスラエルの関係を考慮しなければならない

*6:事実、輸出違反を起こすほど引っ張り凧ではある。でも個々の部品の精度を打ち出すことは出来ても、総体を構成するのは絶対に無理