スケート状態

多少話に出ていたんで、察しのつく方もおられるかと思うけれどアレのレビューです。PS2頭文字D Special Stageです。もう語る必要がない題材のゲーム化なんで、その辺はすっ飛ばします。わからん方は「イニシャルD」でグーグルしてみましょう。
とりあえず差異というか、コンシューマの特徴をば。アーケードじゃ磁気カードを使ってコンティニアスなプレイを推奨していましたが、PS2メモリーカードを使ってますんで、その辺は微妙です。例えば『チューンにチューンを重ねた愛車のカードを失くす』という惨事が無くなる代わりに愛着度が下がるというか(笑。Ver.2からあまり遊んでいませんが、いっぺん失くしそうになった時は『リアルの愛車の鍵を失くす位』探しましたとも、ええはい。
ゲームモードはアーケードの移植に加えて、原作を追体験するストーリーモードが新たにフィーチャーされています。
個人的には『俺のFCで秋名のハチロクをぶっちぎってやる!』というノリのアーケードモードが好きなので、やりこんでいませんが『コップの水』とか『池谷先輩失神』とか『ガムテープデスマッチ』を実際に遊べるのはなかなか楽しいかと思います。イニD好きの女の子がひょいと遊ぶにはちょっと厳しい難易度ですが、リアルでやろうとしたら『神業以上の技』なので頑張ってもらいたいです。
ドライブ感覚はアーケードの『ハイパーアンダー』なハンドルからアナログコントローラになり『ややオーバー』なフィーリングです。でもその分、タイヤのグリップ感が感じられるようになりました。バトルギアに比べると『ありえねぇよなぁ』というのは相変わらずですが、その違和感は多少なり緩和されたかと思います。に、してもこのゲーム、雨の日のスリックタイヤ並にグリップしないです。FCで160km/hを越えたあたりからグリップ感喪失どころか『車がまっすぐ向いている時間がない』状態になるのはどうにも馴染めないです。他に気になる点は、バトルギアやGTシリーズがドライブゲームの王道と思っている僕にとって、車のモデリングの甘さが気になるところです。特徴は良く捉えているんですが、どうも『特徴だけ強調』したモデリングです。
まぁ色々と思うところはありますが、基本的には『遊べる』レベルなんで、普通にお勧めです。リアルな挙動を求めるのであれば他のゲームがあります。しかし『オフィシャルな』頭文字Dゲームはとりあえずこんだけだし、move聴きながらゲームするのはそれなりに楽しいです。
ということで、皆も文太に挑戦だ!