YES!メリケンフィールでGo Ahead!

電脳戦機バーチャロン・マーズを買いました。ゲーム内容とかいろいろありますが、それは他のサイトの方が楽しめると思いますので、今回は北米と日本でバーチャロンの解釈がどれだけ異なるか、という点に注目してみたいと思います。
まず日本ですが、Vクリスタル活性時に内包された情報が具現化する…とか、Vクリスタル活性化時間が実稼動で90秒に満たないとか、MSBS(Mind Shift Battle System)で意識をVR(バーチャロイド)に転送させているとか、濃厚でちょっとダークな設定が満載、というこゆい雰囲気を醸し出しています。ということで販促用のポスターは必然的にバーチャロイドを前面に押し立てた、クール&マニアックな仕上がりになっています。
一方北米ではどうかというと…その販促用ポスターにはバーチャロイドが描かれている点は全く同じです。でも下から見上げていくとどうもおかしい。主人公メカであるテムジンの生首を小脇に抱えているじゃありませんか!なんじゃこらとさらに見上げると…そこにはマッチョなナイスガイのバストアップが!隣にはフェイイェン(女性型バーチャロイド)がおわしますが、ナイスガイと同じようにフェイの生首抱えたクールギャルが!おいっ!
どうやら彼ら北米人にとってバーチャロイドは、巨大ロボに搭乗する、という感覚ではなく「サイバーな甲冑を着て自ら戦う」という怪しげなゲームに変容しているようです。に、してもあのポスターは如何なものかと首を45度傾けては悩む次第です。
普通の日本人、特にアナクロ&マニアックな70'sにとってみれば、あの手のロボは巨大であってコックピットがあって、甲冑と銘打っても「操縦」というのが世間一般の常識、百歩譲っても、エイリアン2に出てきたパワーローダーであって、着る感覚の甲冑は士郎正宗が書くようなボディラインが出たりするものだと思うのだが…いやはや、コンデンスミルクにシュガーカットぶち込んだようなソースで肉食って、気がつくと発砲シーンで、戦争するときゃ査察を待たずにGo Ahead!内政干渉Good Job!な思考パターンは読めない…つか、面白すぎだぞSEGA of America!